女性が不安に陥る症状は、おりものやデリケートゾーンからの嫌な臭いがその代表で 最も多い悩みと思われます。しかし、それ以外にもセックスの後の不正出血など、女性特有の不安になる症状はたくさんあります。
STD(性感染症)は、無症状もしくはあいまいな症状が多く、「今すぐ病院にいななくちゃ!」と感じないものが多いものの、心のどこかで不安に思っている女性も少なくありません。
心配な症状があったら、まずどんな可能性があるのか、どんな検査が必要なのかなどを知って、安心への一歩を踏み出しましょう。
おりものが多い、におう(魚臭い)、かゆい
セックス時に痛い
セックスの後に少し出血する
下腹部が痛い
性器周辺のイボ
性器周辺のイボは低リスク型のHPVによるものです。これを尖圭コンジローマ と言います。HPVは多重感染(2種類以上に感染すること)しやすいウイルスです。
コンジローマ をおこすHPVに感染しているということは、子宮頸がんの主因となるハイリスク型のHPVにも感染しているかもしれません。イボがあるならハイリスク型のHPV検査も一緒に検査しておくことをお勧めします。
考えられる感染症
性器周辺のしこり
しこりは何らかの炎症によりただリンパ節が炎症により腫れている場合がほとんどですが、梅毒の初期硬結や硬性下疳(こうせいげかん)かもしれません。不安な行為があったのなら、一度梅毒の検査をしておくといいでしょう。
考えられる感染症
性器周辺の水疱や潰瘍
水疱や潰瘍がある場合はヘルペスの可能性があります。
ヘルペスの検査は痛みが強く、自分でするには難しい検査です。病院で検査を受けることをお勧めします。ヘルペスの症状がある場合はすぐに病院を受診しましょう。