STD(性感染症)かもしれない、そう考えると色々と怖くなりますよね。
あの時のあの行為、、、大丈夫だったのかな。。。でも、誰にも言えないし、どうしたらいいのかわからない。考えると怖いから考えないようにしよう、、、と思っている間に本当に忘れてしまって何もせず。そんなことはありませんか?
確かに、性病が心配で病院に行くというのはとても恥ずかしいし、勇気がいることです。こんな風にブログを書いている私でも、妊娠時の性感染症検査ですら結果が出るまでものすごく心配でした。大丈夫、とわかっていても怖いですよね。
まして、「性病が心配で、、、」なんて自分から病院に行くのはもっと怖い。
でも、それよりももっと怖いことはなんだかご存知ですか?知らないこと、です。そしてその「知らないこと」には2種類あります。
目次
何が怖いのか知らないこと
まず、何が怖いのかすら知らない人が多すぎると思います。性病、性感染症、STD。これがどういうことか、ご存知ですか?
クラミジア、淋病。名前は聞いたことあると思います。でも、その症状や放置してしまうことによって起こる合併症について、ちゃんと理解していますか?
もしかしたら、今クラミジアに感染してしまっているかもしれない。でも症状がないからなんとも思わないで治療をしないでいることが、将来不妊症になってしまうことがあるということ、ちゃんと分かったうえでエッチをしていますか?男性でも、慢性的な性感染症で不妊症になることがあるって、知っていましたか?
子宮頸がんの原因の80%くらいはHPVというウイルスで、エッチで移るウイルスだと知っていますか?そして、そもそも、男性に子宮頸がんは関係ないと思っていませんか?
何が怖いのかすら知らないこと、これが本当に怖いことだと思います。
エッチをすると妊娠してしまうかもしれない。それを防ぐにはコンドームを使えばいい。
これは誰もが知っていること。この知識と同じくらい、クラミジアや、淋病や、HPV(子宮頸がん)、HIVや梅毒のこと、知っていますか?自分は何を知らないのか、まずそこから始めましょう。
詳しく知りたいこと、ここから始めてみてください。
自分に性感染症の感染があるのか知らないこと
多くの性感染症は初期症状がほとんどありません。特に女性は症状が乏しかったり、普段からあるおりものと区別がつきにくく、気がつかないことも。
自分に感染があるかないか知らないと、自分が将来不妊症になったり、子宮頸がんになったりするだけでなく、性感染症を人に移してしまって、相手にもその危険が及んでしまいます。
男性だって、子宮頸がんの検査はできます。男性は子宮頸がんにはなりません。もちろん男性に子宮はないですしね。(ただし、HPVが原因となるがんに絶対にならないということはありません。)なぜ、男性には発症しないかというのは男性器と女性器の細胞の違いで、男性性器の細胞はHPVががんに向けての変化をしにくいからです。
でも、発症はしなくてもHPVを保有することはできます。全く症状がないから感染しているかはわかりません。だから、検査をすることもなく、相手にうつしてしまうのです。
もし自分が子宮頸がんのウイルスを持っていたら、相手の女性が将来がんになってしまうことがある、そんなことについて、どう思いますか?
だから、自分のことをしっかりと知ることはとても大事なことなのです。
不安な行為があったり、新しい交際が始まったり、と、検査するチャンスはあります。でも、エッチをするなら、相手に変化がなかったり不安な行為がなくても、一年に一回くらいは検査しておくのが一番いいと思います。実際なかなか難しいですけどね。その気持ち、よくわかります。
一人ではなかなかしないから、二人で一緒にするのもアリですね。
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おすすめの検査キット
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自宅でご自身で採取出来、病院に行けなくても安心して検査が受けられます。
記事監修
もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士
国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。