性行為後のおりもの 、気になりますよね。
セックスをしたあとだからこそ、性病なのかな、と不安になってしましますよね。
性行為後のおりものがどれだけ続いていると心配なのか、他の症状があった場合はどうするのか、いつ検査をすべきかなどについて今日はお話ししてみようと思います。
目次
性行為後のおりもの どれだけ続いている?
セックスした次の日は決まっておりものが増えるってよくありますよね。
膣の中に異物(指、ペニス、コンドーム、おもちゃ、ゼリー等)が入るので膣の中に雑菌が入り込んだり、ゼリーや精液などの異物を押し出そうとするのは、元気な体の反応です。
膣の自浄作用と言って、膣の中を綺麗に保とうとするお掃除反応です。
でもその時の体の状態やどれだけの異物が体に入ってくるかでその膣の自浄作用の反応の仕方も変わってきます。
性行為後翌日から数日間おりものが増えたり、ちょっと匂いが気になったりというのはこの膣の自浄作用が頑張ってくれている証拠です。しばらく不快が続いてしまうけど、あたたかく見守ってみましょう。
体が頑張れるようにしっかりと休息、睡眠をとることで早く解決できることも。
でも1週間くらい経ってもまだ落ち着かない、そんな時は他の症状がないか、少し気にかけ始めてみましょう。
性行為後のおりもの 他の症状は?
性行為後のおりものは透明で大量だったり、白かったり、黄色がかっていたりとさまざまです。精液がしばらくおりものに混じって出てきて匂いが気になったりしますよね。
黄色がかったおりものは、雑菌が入って少し炎症を起こしているのかもしれませんね。傷口が膿んでしまった時に出るウミと同じような感じに、炎症による滲出液と雑菌の死骸、雑菌を攻撃した白血球等の死骸が黄色いおりものになって出てくる場合があります。
それでも数日で落ち着くのであれば、膣の自浄作用による一時的な変化である場合が多いでしょう。
ただ、長引いている理由はなぜなのか、という気持ちを持ち始めることが大事です。しっかり体を休めていないから、膣の自浄作用が低下して炎症がなかなか落ち着かないでいるからなのか。それとも、膣の自浄作用では排除できないクラミジアや淋病といった、性病に感染してしまったからなのか、、、
性行為後のおりものがだんだんにおいが強くなり、イカ臭い、魚臭いと言った症状が出てきたら細菌性膣症の可能性もあります。膣の自浄作用ではうまく綺麗にできず、雑菌が繁殖してしまっている状態です。
白いおりものが増えて、痒みが強い場合はカンジダ膣炎やトリコモナス感染の可能性もあります。
黄色いおりものが続く場合は、膣の自浄作用では排除できないクラミジアや淋病などの性病に感染してしまっている可能性があります。
でもここでとても大事なことは、今例に挙げた疾患はどれもとても症状が似ていて、その症状がとても少なくて分かりにく、気づきにくいということです。
性行為後のおりものがなかなか解消しない場合は、産婦人科を受診、もしくは郵送検査を利用してまず検査をして性病の感染がないことを確認するといいですね。
性行為後のおりもの 検査のタイミング
カンジダなどの感染症や性病(性感染症とも言います)の検査は症状があるのであればすぐに検査できます。
セックスの後1週間以上大量のおりものや、白や黄色いおりものが続く場合は一度検査をしておくと安心ですね。
性病検査を受けるタイミングについて、詳しくはこちらのブログ記事、性病の潜伏期間も読んでみてくださいね。
特に今症状はないけど、やっぱり時々性病って心配になる、というあなたは、定期的に検査を受ける習慣をつけていくことで安心することができます。是非こちらの記事『性病検査を受ける頻度』も読んでみてくださいね。
おすすめの検査キット
こちらの記事を読んで気になった方へのおすすめ検査キットはこちらです。
自宅でご自身で採取出来、病院に行けなくても安心して検査が受けられます。
記事監修
もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士
国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。