性病が心配、男性は何科にいけばいいですか、という質問をよくいただきます。
女性の場合はまず産婦人科にと思いつきますが、男性はなかなか何科に行っていかわからないですよね。
今日は性病が心配な時は男性は何科に行ったらいいのかについてまとめてていきます。
目次
性病が心配、男性は何科?
泌尿器科
性病が心配というときに多くの男性はペニスから分泌物が出たり、排尿時に違和感があるなどの症状があるでしょう。症状がなくても、セックスをした後にいちばんに心配になるのはペニスですよね。
ペニスの健康が心配になった時は泌尿器科にいきましょう。
皮膚科
ペニスが心配だけど尿道に違和感があったり分泌物が出てくるというよりは、イボや赤み、痒み、水疱などの皮膚症状が気になる、という時は皮膚科を診察して大丈夫です。
耳鼻科
特にオーラルセックスをした後の性病の心配、のどが痛い気がする、違和感があるなど喉の不安や症状がある時は耳鼻科を受診しましょう。
性感染症内科
どこが心配というよりは性病全般的に心配、どこにも特に症状がないけど不安、パートナーと一緒に治療をしたい、などという時は思い切って性感染症内科を受診しましょう。
ハードルが高い科ですが性病の専門家なので不安をしっかりと受け止めてくれ、全身ケアをしてくれます。また、自分に感染があることが分かったからパートナーの診察や治療も一緒にしたいという希望にも応えてくれます。
最近ではオンライン診療をしてくれる性感染症内科もあり、誰にも知られず、みられる危険もなく診察できるので安心ですね。
性病が心配だけど受診したくない
性病が心配だけどどうしても受診をする勇気がない、という時は郵送検査でまず検査をしてみるという手段もあります。
検査をしてみて性病に感染していることがわかったら、思い切って該当する科を受診して早めに治療をしましょう。
性病は自然治癒しないの?
残念ながら性病は自然治癒しません。それぞれの病気に相応しい治療をして完治することが大切です。多くの場合は抗生剤投与になります。処方されたお薬を全部飲んでも完治していない場合がありますので、お薬を飲み終わったらしっかりと完治確認検査をしましょう。
性病は自然治癒することはないので放置しておくと慢性化してしまい、女性だけでなく男性でも将来不妊症になってしまったりすることがあります。
感染していることがわかったらしっかりと治療しましょうね。
性病が心配、受診したら健康保険使える?
健康保険が使えるか使えないかは時と場合によります。
例えば明らかに症状があって検査と治療が必要とされた場合には保険が使えます。でも、特に症状がなくてただ不安だから検査をしたい、という場合には保険が使えない場合があります。
保険が使えるか心配な場合は受診の時に担当医の先生に聞いてみましょう。保険が使えるか使えないのかの診断を決めるのは医師です。
ちなみに郵送検査は医師の診断がなくでの検査なので、健康保険は使えません。保健所でHIV、梅毒、クラミジア、淋病の検査は無料で受けることができるので、そのサービスを利用するのもいいかと思います。
性病が不安だけどどんな検査を受けたらいいかわからない
性病の症状はとてもわかりにくく、またその症状はとてもよく似ています。
分泌物が出る、違和感があるというのがよくある症状です。この症状だけではクラミジアなのか淋病なのか区別することができません。
例えば『性病と言ったらクラミジア!』、と思い込んでしまいクラミジアの検査を受けたら感染がなかった一安心!でも実は感染していたのは淋病で結局性病だった!ということが稀にあります。
一番安心なのはちゃんと受診して、医師に検査項目を決めてもらうことです。でも、どうしても病院に行くのが恥ずかしくてまずは検査をしたいという時は少なくともクラミジアと淋病の検査は同時に受けましょう。そして、尿道だけでなく咽頭の検査もセットで受けましょう。
アイラボでは無料電話相談も行っています。検査を受けたいけどどのキットを選んだらいいか不安、という時にはぜひご利用くださいね。
おすすめの検査キット
こちらの記事を読んで気になった方へのおすすめ検査キットはこちらです。
自宅でご自身で採取出来、病院に行けなくても安心して検査が受けられます。
記事監修
もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士
国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。