ある妊娠希望の女性が、以前にASC-USと診断を受けたことがあり、その後の精密検査でハイリスク型のHPVも見つかっています。
そのほかにも、かゆみやヒリヒリする症状もあったので、受診したそうですが異常はなかったようです。
異常はないけどASC-USでフォローアップ中だし、かゆみもきになるし、ちょっとニオイの気になるおりものもあるし、もし性病だったら妊活にも影響が出るかも、という不安を取り除くために、今回アイラボの婦人科トータルセルフチェックを受けられた女性の話です。
今回もASC-USは見られましたが、そのほかにもカンジダと細菌性膣症が見つかりました。痒みの原因は、カンジダだったのですね。そして、ニオイの原因は細菌性膣症。
どちらも、性感染症ではなく、膣内フローラの乱れが原因で、カンジダ菌や膣ガルドネラ菌などの雑菌が繁殖してしまっているのですね。
もしかしたら、膣カンジダのかゆみから、膣洗浄をまめに行ってしまったのかもしれないですね。
それとも、何かの理由で抗生物質を服用したり、仕事でストレスが多くなり、膣内フローラに乱れが出てしまったのかもしれませんね。
ASC-USもあることですので、妊娠してから子宮頸がんが発症したらという心配もあるかもしれません。
でも、いま、彼女の体が訴えていることは全て一つのことを訴えて言うのです。
疲れてるよ・・・頑張りすぎているよ・・・
しっかりと休んで、体調を整えていけば、カンジダも細菌性膣症もすぐに良くなります。
そして、免疫力がアップしてきたら、HPVもじきに自然に排除されていきますよ。だから、安心して、一度休息をとりましょうね。
それから、HPVの感染があることは、旦那様にも伝えましょう。
妊活をしているので、コンドームなしのセックスをされていると思います。せっかくあなたが元気になって良くなっても、旦那様にHPVの感染があってはまた感染してしまい、持続感染になってしまいます。
二人のHPVが免疫力によって排除されるまで、一度妊活をお休みして、二人でのんびり休んで免疫力を高めてみてくださいね。
妊娠してからでなくて本当に良かった。正しい妊活のおかげで、あなたの子宮も、あなたの命も、守れますね。そして、これからあなたたちのもとに来てくれる、赤ちゃんも。
おだいじになさってくださいね。