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子宮頸がんの原因はやりすぎではなくHPV感染

子宮頸がんの原因はやりすぎという認識が今でも多くあるようです。

子宮頸がんの原因はHPV感染によるものがほとんど。つまり、回数や頻度ではなく、HPVに感染してしまったかどうかなのです。

 

検査士ダイアリー 子宮頸がんの原因はやりすぎではなくHPV感染

 

なぜ子宮頸がん=やりすぎ、と思われるようになったのか

まず、なぜ子宮頸がん=やりすぎ、と思われるようになったのか、今日はそこから始めてみたいと思います。

これは私の細胞検査士として習ってきたことを根拠にしているので一般論とはちょっと違うかもしれません。

私が細胞検査士の勉強を始めた頃、HPVと子宮頸がんの関連性がまだ『もしかして』の時代、このように教わってきました。

子宮頸部には皮膚のように強い組織と、粘膜の弱い組織があり、その切り替わる部分を扁平円柱上皮境界、もしくは移行帯と言います。円柱上皮細胞(弱い組織)は刺激を受けると強い組織に変化を始め、化生細胞という細胞に変化を始め、やがてその部分の組織は強い組織へ置き換わっていきます。

その移行帯に繰り返し刺激を与えることで化生反応に異常が起き始め、異形化生細胞が生まれ、それががんの始まりだとされていました。

 

移行帯に繰り返し刺激を与える行為、それがセックスなのです。それなので、当時はセックスをいっぱいしている人は子宮頸がんになりやすいと思われていました

 

本当の子宮頸がんの原因は?

今ではほとんどの子宮頸がんの原因はHPV感染、特に、ハイリスク型のHPV感染によるものだということがわかっています

子宮頸がん=やりすぎの件に戻ると、セックスの回数が多いから子宮頸がんになるわけではなく、HPV感染をしてしまうと子宮頸がんになる可能性がある、ということになります。

ここで微妙になってくるのが、『じゃあやっぱり、いっぱいやってると子宮頸がんになりやすいんじゃないか?』ということ。確かに、相手の数が多くなるほどHPVに感染してしまう可能性は高くなります。

でも、たとえ1人の相手でも、そして1回しかセックスをしたことがなくても、その1回でHPVに感染してしまったら子宮頸がんになってしまう可能性はあるのです。

それなので、セックスをする回数や頻度、相手の数、どれをとってもその数が多い=子宮頸がんになりやすいとは決め難いですよね。

 

子宮頸がんとHPV感染について知っておくべきこと

大切な知っておくべきことは子宮頸がんはセックスのやりすぎの結果ではなく、HPV感染によるもの。そして、たった一回のセックスでも、HPV感染はする可能性があるということ。

ハイリスク型のHPV感染はほぼ症状がありません。HPV感染の段階では細胞レベルの変化なので、見た目ではわかりません。特に男性は陰茎付近に一時的に感染があっても、がんを発症することなく自然治癒してしまうことが多く、感染に気がつかないまま相手に感染させてしまうことがあります。

HPV感染ががんになる一つの大きな鍵は持続感染。男性性器は外にあるためそもそも皮膚が強く、女性の子宮頸部の移行帯と違ってウイルスの侵入はしにくい上に、毎日の入浴で組織に入る前に洗い流されてしまう可能性も多いですよね。

しかし女性の場合、膣内にHPV感染を起こした場合、なかなか陰茎のように洗ったり乾燥した状態にすることはできないですよね。

そして移行帯はとても弱い組織なので、ウイルスがとても入り込みやすい場所になっています。子宮頸部の移行帯が膣内に出ている場合、特にセックス中に移行帯部分が刺激され傷ついた状態になると、ウイルスは組織の中に入り込みやすくなります。

女性は、特に子宮頸部はウイルスが入り込みやすい、そして洗い流しにくい、という悪条件が揃ってしまうのです。

HPVウイルスはなかなかコンドームでは予防が難しいウイルスでもあります。子宮頸がんを予防するには、まず感染しないようにすること(感染のある相手とセックスをしない)ワクチンで予防をすること、そして定期定期に子宮頸がん検診を受けて、HPV感染を早期に見つけ管理することです。

子宮頸がんへの道のり

この3点はとても大切なことなので、是非皆さんによく理解しておいていただきたいと思います。

ただ、感染しないようにすること(感染のある相手とセックスをしない)についてはあまり怖がってしまってはセックスができなくなってしまいますよね。新しい相手とセックスをする前に検査をして前もって調べるのも一つの手段ですね。

子宮頸がん検診を定期的に受けることによって、HPV感染の段階で発見することが可能です。セックスを怖がらずに、セックスをするようになったら子宮頸がん検診を受ける、その気持ちで良いかと思います。

子宮頸がんについて、そしてHPV感染について、不安や質問があったらお気軽にアイラボの無料電話相談をご利用くださいね。細胞検査士が説明させていただきます。

そしてもう一つ大切なこと。子宮頸がんは女性だけの問題ではありません。HPVを膣の中に運んでしまうのは男性のペニスですよ!男性もしっかりとHPVについて、子宮頸がんについて理解し、予防を一緒に心がけましょうね。

アイラボでは男性用のHPV検査を提供しています。そして、やっと日本でも、男性もHPVワクチンを受けることができるようになりました。

ワクチンについては意見が本当にたくさんあります。そして、どの意見もそれぞれに理由があっての意見。私は受けるべき、受けないべきとどちらの推奨もしません。しっかりと自分で理解して、自分で決めていくのが一番ですよね。

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こちらの記事を読んで気になった方へのおすすめ検査キットはこちらです。
自宅でご自身で採取出来、病院に行けなくても安心して検査が受けられます。

記事監修

もかちゃん

もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士

国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。

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