子宮頸がん予防において大事なことは、子宮頸がんワクチンをしても子宮頸がん検査も定期的に受けること。この二つのセットで予防することで、子宮頸がん対策にとても効果があります。
子宮頸がんの主因となるタイプのハイリスクHPVは現在すでに15種類以上見つかっています。そのうちHPVワクチンで予防できるのは2種類、もしくは7種類です。
子宮頸がん検査を少なくとも2年に一回受けることの重要性は、ワクチンを摂取してもワクチンに含まれていない型によって子宮頸がんになってしまう可能性があるからです。それは検査で早期発見することが大切になってきます。
HPVについては『HPVとは』の記事で詳しく説明していますので是非そちらも読んでみてくださいね。
じゃあ検査さえすればHPVワクチンはいらないのでは?
そんなことはありません。子宮頸がんワクチンに含まれている16型と18型はスーパーハイリスク型HPVといわれるものに含まれ、特にがんへの進展性が高いタイプです。これらの型は持続感染しやすく、また段階を踏まずにいきなりがんの手前の状態になって現れる可能性があるとも最新の研究で言われ始めています。
この危険なHPV型の感染を予防できるワクチンを摂取することはとても有効的です。
ワクチン摂取と定期的な子宮頸がん細胞診検査のセットで子宮頸がん予防を徹底していただきたいと思います。
子宮頸がん検診については『子宮頸がん検診』の記事で詳しく説明しています。是非そちらもご覧になってください。