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保健所でクラミジアの抗体検査を受けました。が・・・

アイラボ 検査士ダイアリー クラミジア

 

クラミジアだけでなく、よく聞く抗体検査と抗原検査、何が何だかちょっとわかりにくいですよね。

このような問い合わせが最近大変多いので、ご紹介するとともに、抗原検査と抗体検査について、ちょっと説明してみようと思います。

 

抗体検査を受けて陽性だったのですが、、、

「昨年、保健所でクラミジアの抗体検査を受けたところ、IgAが陽性になったため、婦人科を受診しました。先生に治療して頂き、治っているかどうか調べたら陰性になっていたので安心しました。

そして一年経ってまた保健所で検査したらIgA抗体のみが陽性になったので、郵送での検査を受けたのですが“陰性”という結果でした。どう考えたらよいのでしょうか?」

・・・といった問い合わせでした。

 

クラミジアの抗体検査で陽性になった場合

クラミジアの抗体検査で陽性になった場合、抗原検出法での確認が必要になります。

ちょっとここで寄り道をして、簡単に抗原と抗体の説明をしましょう。

抗原(Antigen)

抗原とは体の免疫反応を刺激する異物のことで、雑菌、風邪やインフルエンザ、HIV、クラミジアなどいろいろな抗原が私たちの身の回りには存在しています。抗原となる病原体が体の中に入り込むと、またその抗原が体の中に入ってきたときに素早く排除できるために抗体が作られるのです。

抗原検査は、この病原体そのものが今いるのか、つまり今感染しているのかを検査するものです。

 

抗体(Antibody)

抗体は抗原の侵入によって作られる物質で、抗体が体の中にできていると、またその抗原が体内に侵入したときに排除しようと免疫機能が素早く反応することができます。抗体は一度作られると多くのものは数年体の中に存在し続けます。それなので、抗体検査で抗体が検出されたからと言って、今その抗原となる病原体に感染しているのか、というとそうではないということになるのです。

抗体検査は、病原体のそのものではなく、抗体が血液中にあるかどうかを調べるので今感染中なのか過去の感染なのかはわかりません

 

それでは本題に戻りましょう。抗体検査で陽性となった場合、それが過去の感染なのか今現在感染しているのかの判断は、抗原となる病原体を検出できるかできないかで判断することになります。

つまり、性器なり、咽頭(のど)から検体を採取し、そこにクラミジアの病原体(抗原)が存在することを確認してから治療することになっています。しかし、今回ご相談いただいた方は、昨年はその確認検査をすることなしにクラミジアの治療が行われたようです。治療後の完治確認検査で陰性の結果を頂いたようですが、最初から感染していなかった可能性も否定できません。

そして一年後の今年も同じように保健所の抗体検査を受けたところ、IgA抗体陽性、IgM抗体陰性という結果を頂いたので、今年は郵送検査で抗原の有無を調べたら陰性という結果が出たとのことです。今年は正しい方法でチェックされたことになります。

私共が検査したわけではありませんが、この成績から判断すると、現状ではクラミジアの感染はなく、昨年も感染していなかった可能性もあるのではないかと思われます。

無料なので保健所で検査を受けたのに、結果的には病院を受診し、不必要な治療をし、精神的にも不安な時期を過ごしたことになります。もし受診した病院でクラミジアの抗原を調べる検査をしていたら、治療を受けずに済んだ可能性もありましたよね。保健所でも、「病院に行って今感染しているか確認する検査を受けましょう」、と適切な指示をしてくれていたら、受診時に「クラミジアの抗原検査をしてください」、と言えたかもしれないですよね。

 

お礼

今回、このダイアリーでご紹介させていただくことをご快諾していただいたご相談者様、ありがとうございます。あなたのご経験をシェアさせていただくことで、きっと同じようなことで悩んでいる方たちにとって、いい情報となっただけでなく、もう一度病院でしっかり検査しよう、相談をしてみよう、と心のモヤモヤを取り除ける第一歩を踏み出す、いいきっかけにすることができたのではないかと思います。

どうもありがとうございました。

同じような問い合わせは決して少なくありません。今回と同じようにクラミジアの抗体検査でIgA抗体陽性、IgM抗体陰性の結果が出た時には、郵送検査でもよいので抗原検出法でクラミジアの感染が今現在あるのかの確認するようにしましょう。

同様な不安を抱える方は、是非アイラボの無料相談をご利用下さい。(042-652-0750)

記事監修

もかちゃん

もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士

国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。

一人で悩まず、まずはアイ・ラボに電話で相談!お電話は042-652-0750まで
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