咽頭炎について
咽頭(のど)は “のどちんこ”(口蓋垂)や“扁桃腺”(口蓋扁桃)がある口の奥の部分で、口や鼻から入ってくるウイルスやバイ菌などが体の中に入らないように戦ってくれるとても大切な場所です。
その部分にバイ菌が入り、炎症を起こしてしまうことを咽頭炎(いんとうえん)と言います。
クラミジアや淋病といった性病(STI/STD)の他にも、マイコプラズマ、ウレアプラズマ といった病原体が原因で咽頭炎を起こすことが注目され始めています。
- 風邪
- 花粉症
- インフルエンザ
- クラミジア、淋病、マイコプラズマ、ウレアプラズマといった性感染症(性病)
咽頭炎の症状
咽頭(のど)は “のどちんこ”(口蓋垂)や“扁桃腺”(口蓋扁桃)がある口の奥の部分で、口や鼻から入ってくるウイルスやバイ菌などが体の中に入らないように戦ってくれるとても大切な場所です。
その部分にバイ菌が入り、炎症を起こしてしまうことを咽頭炎(いんとうえん)と言います。
クラミジアや淋病といった性病(STI/STD)の他にも、マイコプラズマ、ウレアプラズマ といった病原体が原因で咽頭炎を起こすことが注目され始めています。
咽頭炎の症状
のどの痛み
のどに熱を持つ
のどが腫れる
うみが出る
咽頭炎の検査
検査のタイミング
検査はのどの症状が感じられる時に検査を受けられます。
検査方法
のどの炎症の検査はうがい液で行います。
え?うがいでいいの?と思われるかもしれませんが、咽頭炎の原因が性病である場合は病原体はのどの奥にいます。のどの奥にはひだがたくさんあり、この部位は綿棒では届きません。そのため、うがい液の方が的確に検体採取ができるのです。
アイラボでは、検体を遠心分離した後、スライドガラスに塗り、パパニコロウ染色という方法で細胞を染めて(この一連の作業を標本作成と言います)、検体が適正に採取されているか、炎症があるかどうかを顕微鏡で確認しています。
顕微鏡で見てみると、検体が適正に採取されている場合は、正常な人でもある程度の細胞が観察できます。
しかし、検体が適正に採取されていないと細胞成分がほとんどありません。
不適性検体では正しい検査結果が得られませんので、この場合、アイラボでは再採取をお願いしています。
次に、炎症の有無とその程度を観察します。
上皮細胞(皮膚や粘膜の細胞)より小さな白血球が炎症を示す細胞です。正常でも数個程度は見られます。
軽い炎症を起こしていると白血球の数が増えてきます。
尿道から膿が出ているような状態では、どこもかしこも白血球だらけで、強い炎症を起こしていることがわかります。
咽頭炎の治療法
治療方法は咽頭炎の原因によって治療方法が決定します。