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アメリカのティーンエイジャーと性:親の関わり
まず、アメリカではセックスが盛ん、というイメージはみなさんお持ちではないでしょうか?15年住んで見て、やはりそれは日本人から見たら、正しいと思います。テレビのコマーシャルひとつ取っても、全て性的。石鹸やシャンプーまで、なぜかほぼ全裸の男女が抱き合っていたり。正直私にはとても不快でした。
でも、それだけ性的なことがオープンなのは、きっと日常的にもオープンなので、アメリカの常識的には普通のことなのかもしれません。
私の友人はみんな、彼氏ができたら、16歳であろうと、18歳であろうと、親に「ピルが欲しいんだけど。」と言えるらしいです。避妊のために、アメリカでは性的関係を持つ相手がいるけど避妊をしたいので、という理由で簡単に避妊ピルが処方されます。でも、やはり未成年なので親に内緒というわけには行きません。
「え!あなた彼とそんな関係なの!!」とびっくりされても、「まあ、そういう関係になってしまったなら、ちゃんと避妊はしないとね。それから子宮頸がん検査は毎年受けること!」と理解があるようです。そういうふうにオープンに話せるって、なんか羨ましいですね。
夫婦の愛の表現
以前の投稿、昨夜のNHKクローズアップ現代:高齢者だって「セックス」言えない“性の悩み”でも触れましたが、産後数ヶ月で赤ちゃんは自分の部屋で一人で寝る一番の理由は、早く夫婦の時間を取り戻したいから。
そして、産後6週間の検診でも、問題がなければ「はい、もうセックスしていいですよ」と言われるのです。私にはとても驚きのカルチャーショックでした。アメリカにいて12年目くらいの出来事でしたが、まだカルチャーショックがあるんだ、と思ったほどです。
でも、アメリカでは愛情表現がとても盛んで、夫婦の営みもその愛情表現として欠かせないのでしょうね。お互い早く、愛情の確認をしたいのでしょうね。そして、おじいちゃんおばあちゃんになっても、その気持ちはどうやら変わらないようです。
日本では何が違うのでしょう?
なぜかセックスレスで有名な日本人、その割には風俗という独特の風習も。。。日本人女性のホルモンに何か特有な違いがあるのか、それとも日本の女性に色々なプレッシャーが多すぎるのか、理由がとてもきになるところです。
アメリカでは小さい赤ちゃんがいても、家族やベビーシッターに子供を預けて夫婦でデートをマメにするのは当たり前のことです。それによって親から意見を言われるわけでもなく、子供を置いてデートなんてありえない!!なんて日本のような意見をする人も滅多にいないんですよね。なんせ当たり前のことなんですから。
私たち自身、ベビーシッターやお友達と子供の預け合いをしてよく夫婦でディナーに行ったものでした。でも日本だと、あまりいい目で見られないですよね。親に預けるにも、「誕生日だから」とか「結婚記念日だから」とか理由がないとお願いできない雰囲気がなきにしもあらず。。。
でも、もしそういう夫婦の時間を大事にする環境が当たり前にあったら、セックスレスの問題も少しは変わっていくのでしょうか?
もう少し、女性が女性として大事にされる時間が身近にあふれていたら、女性ホルモンの低下もなく、女性らしくいられるのかもしれないですね。これは、私は女性だけの問題でもなく、夫婦間の問題だけでもなく、日本の夫婦というペアの価値観の違いにあるのではないかな、と思ったりもします。
そして、そういう気持ちを話し合えるオープンさが、もっと日本の文化にもあったらな、とおもいます。
今日は私のアメリカ滞在感想文みたいになってしまいましたが 😉 読んでくれてありがとうございました。
ついでに、今日のオススメ検査キットはこれ!!ペアでお互いを大事にしましょう!
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記事監修
もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士
国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。