アイラボの無料相談でこの時期最も多いのが、“のどの痛み”を訴える人です。
昨日こんな相談がありました。
相談者:「耳鼻科を受診したのですが、処方された薬を飲んでよいでしょうか」・・・
私:「せっかく先生に処方して頂いた薬なのに、なぜそのようなことを聞くのですか?」「アイラボの無料相談に電話をされたということは、性感染症の心配な行為があったからですか?」
相談者:「ハイ、先生は「どうしましたか?」と聞いてくれたのですが、看護師さんもいたので、風俗に行ったことを言えず、「昨日からのどが痛いので」・・・とだけいいました。そしたら「ハイ、口を開けてーーーアァーって声を出して」「のどが赤いね! 風邪かな? お薬を5日分出しておきましょう」・・・で終わり。
先生に本音のところを話せかかった患者にとっては「風邪薬で性病が治るのか?」「飲んでいい薬なのか?」「とりあえず抗生物質だからいいのかな?」・・・等々、不安は増すばかりでの電話でした。
そして今朝私自身が耳鼻科を受診する羽目になりました。
待合室には20人程いたが、診察が早くて有名なクリニック。
10分程で大きな待合室から小さな待合室に呼ばれ、前の患者さんが入っていきました。
「今日はどうした?」…先生の声
「子供たちが風邪をひいたので」・・・お母さんの声
クリニック側の配慮はよくわかりますが、先生とのやり取りはよく聞こえるものです。
先日の相談者のことを思い出していました。
私たちの性感染症無料相談は、
1 心配な行為はいつありましたか?
2 キスはしましたか?
3 フェラのサービスを受けましたか?
4 クンニをしましたか?
5 スマタという行為をしましたか?
6 ゴムなしのセックスをしましたか?
このようなことを必ず聞いています。
呼ばれて診察室に入ると先生と5名の看護師さんが仕事をしていました。
さらに数人の患者さんが吸引の処置をしていました。
こんなところで、「キスをしたか?」「クンニをしたか?」なんて質問も回答も無理無理無理無理!
私が定期的に通っている病院では、初診の際に受診理由などを問うアンケートに回答するシステムをとっていますが、このような方法も患者にとっては嬉しいかもしれません。
また、性病が心配で耳鼻科を受診したら、「うちでは性病は診ないよ!」と言われた相談者もいます。
私達の「郵送検査」と「性病無料相談」は、そんな市民と医療のパイプ役と考えています。