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コンゴの性暴力、レイプを武器として、、、

Congolese gynaecologist Denis Mukwege delivers a speech during an award ceremony to receive his 2014 Sakharov Prize at the European Parliament in Strasbourg November 26, 2014. Mukwege is specialized in the treatment of rape victims and founder of the Panzi Hospital in Bukavu, in the Democratic Republic Congo. REUTERS/Vincent Kessler (FRANCE - Tags: POLITICS HEALTH) - RTR4FO5N
画像はNews weeks Japanより引用。Congolese gynaecologist Denis Mukwege delivers a speech during an award ceremony to receive his 2014 Sakharov Prize at the European Parliament in Strasbourg November 26, 2014. Mukwege is specialized in the treatment of rape victims and founder of the Panzi Hospital in Bukavu, in the Democratic Republic Congo. REUTERS/Vincent Kessler (FRANCE – Tags: POLITICS HEALTH) – RTR4FO5N

 

 

ご無沙汰しています。

異常な暑い日々から急に寒くなり、インフルエンザに溶連菌にマイコプラズマ肺炎に、私の周りはすでにオンパレードです。みなさまは、お元気にお過ごしですか?

ずいぶん前になってしまいますが、コンゴの性暴力についての記事がとても気になっていたので、今日はシェアしたいと思います。

ちなみに、オリジナルの記事はこちら。今日は引用もさせていただきます。

コンゴの性暴力は、みなさん何度も聞いたことがあると思います。鉱物資源をめぐり、紛争状態が続いています。そしてその紛争の結果得られた鉱物は日本でも使われているとのことです。フェアトレードであるものだけを使っていけたらいいのですがね。でも、今日の焦点は性暴力。

コンゴでは、性暴力を武器として使っています。その理由は恐ろしく、鉱物資源を巡って人間はここまで冷酷になれるのかと思うと、とても残念な気持ちになります。その理由、ニューズウィークから、引用します。

第一に、武装勢力は実効支配した鉱山の周辺地域で性暴力をふるうことによって、住民に恐怖心を植え付け、性暴力のサバイバーとその家族だけでなく、コミュニティ全体を弱体化させて支配下に置くことができる。それによって、武装勢力にとって邪魔な存在である資源産出地域の住民を、他の地域に強制移住できる。と同時に、鉱山労働者の入山や、産出された鉱物、輸送手段などに「課税」し、利益を得ることができるようになる。

 第二に、性暴力は不名誉なこととしてサバイバーやその家族を苦しめ、恥や無価値であるといった感情をもたらす。その結果、住民は士気喪失して、政府や武装勢力に立ち向かう気力を失ったり、女性が主に中心的役割を果たしている農業や商業が破綻してしまう。最終的に住民は武装勢力が実効支配する鉱山での労働に依存せざるを得なくなる。

 第三に、コンゴ東部における性暴力は典型的な(集団的)レイプだけではなく、木の枝、棒、びん、銃身や熱い石炭などが性器に挿入されたり、時には集団レイプの後、膣が撃たれることもある。なぜここまで残虐な方法をとる必要があるのか。それは女性の性器が機能しなくなると子どもを産めなくなり、それが長期的に現地の人口減少につながるからである。その結果、武装勢力はますます資源産出地域を支配しやすくなる。

肉体的支配、精神的支配、そして人口減少によってより支配力を高めるための、長期的支配を目的とした性暴力。どれ一つを取っても間違っているとしか言えません。

この記事を読んでいて、私はやはり日本は恵まれているのだと思いました。恵まれているからこそできる問題もあるのだな、と思います。性暴力で苦しんでいる女性たちがいる中、日本の女性は自ら風俗やその他の方法で身売りをしています。

コンゴでは、女性たちは性暴力を受けたにもかかわらず、性病や望まれない妊娠を恥と感じ、肩身の狭い思いをして生きている。日本では、女子高生や若い女性がホストクラブやアイドルに貢ぎこむために、自ら身を売り、性病になり、それを恥と思っているのかもよくわからない状態です。実に恥ずかしいことだと思います。

日本では、性暴力を経験せずに、お互いの体を大切にして生きていけるのです。性病や望まれない妊娠は、本人たちの意思で避けられるのです。恵まれた環境に甘えるのではなく、感謝し、大事にして欲しいなと思います。

性病は、もうやめよう。みんながきちんとした意思を持っていれば、性病は撲滅できるはずです。だって、性暴力がない、恵まれた国で生きていられるのだもの。

記事監修

もかちゃん

もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士

国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。

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