子宮頸がんは誰のせいなんでしょう?
性交渉でHPV感染するということがわかった今、ある意味、男性が悪い!みたいに思われてしまうこともあるかと思います。でも、実際はどうなのでしょう。
男性だって、女性から貰ってこなければ、ウイルスに感染してしまうことはないのですよね。そう考えれば、男性だって被害者。ただ、男性はこのウイルスによる亀頭がんというものがめったに起こらないので、このウイルスを恐れなくていいぶん、加害者的にとらわれがちですよね。
これは、雌鶏が先か、たまごが先か、ということと変わらないと思います。女性は男性から感染し、男性は女性から感染します。だから、お互いを責め合うのではなく、ともに大切な彼女、奥さんを守っていこうという、カップル、夫婦の病気として捉えていけばいいのだと思います。
大切な人だから、初めての性交渉の前に検査をする。もしそれがもう手遅れならば、忘れずに定期的に検査をする。それだけのことです。男性も、定期的に検査をして、持続感染していないことを確認しましょう。お互いが大切な人だからこそ、この癌を起こすウイルスのピンポン球感染はもう無くしましょう。
セックスには、妊娠だけではなく、性病や癌をもシェアして生きていくかもしれないという、コミットメントも一緒についてくるのです。だからこそ、それをもシェアして生きていけるだけの人、オープンに検査をしようと言えるだけの信頼できる大切な相手だけのために、あなたのカラダを大切にとっておいてあげてください。
『私とあなたの将来のために、今検査しましょう』という言葉で離れていくような相手は、あなたにとっては必要のない人です。あなたには、もっと素敵な人に、もっとあなたを大切にしてくれる人に出会う価値があります。
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自宅でご自身で採取出来、病院に行けなくても安心して検査が受けられます。
記事監修
もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士
国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。