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なぜHPVタイピング検査をするのか
一言で言ってしまえば、持続感染をしていない確認をするためです。
HPVには多くの人がすでに感染したことがあるとされています。色々なタイプのHPVがあり、がんにはならないけどイボを作るもの、癌になるもの、その他色々はタイプのHPVがあります。
そして、多くの場合は一度感染してもいつの間にか体の免疫機能により排除されているのです。だから、検診でASC-USがあるので精密検査をしてくださいと言われ、怖くなってすぐに検査したのに検査結果は陰性でした!ということが多々あるのです。
ただ、悪いタイプ(ハイリスク型)のHPVが免疫機能により除去されなかったり、繰り返し同じ型のHPVに感染していると、持続感染という状態になり、免疫の力では排除できなくなってしまった時に初めてがん化し始めるのです。
それなので、HPVタイピング検査は持続感染していないことを確かめるという意味でとても有意義なのです。
それでは、全員が定期的にHPVタイピング検査を受けるべきなのでしょうか?
HPVタイピング検査を受けるタイミング
がんになる可能性のあるハイリスク型のHPVの感染があるとわかるまでは、高価なこのタイピング検査をする必要がありません。それは、上でも説明したように、持続感染を確認するのが目的なので、もともとハイリスクのHPV感染がない人は、もうそれ以上心配しなくていいということだからです。
検査の順番としては子宮頸がん検査でASC-US以上の診断を受けてから、もしくはHPVハイリスク型の何かがあると診断されてから、実際どの型のHPVに感染しているのかを調べればいいのです。
アイラボでは子宮頸がんの細胞診とHPVハイリスク型の感染があるかどうかがわかる(タイピングはない)がセットになった、最新の子宮頸がん検査というのをお勧めしています。それは、いかなる検査でも弱点はあり、細胞診検査とHPV検査を同時に行うことによってそれぞれの弱点を補い合えるからです。
子宮頸がんのこと、HPV検査のこと、わからないことがあったら、いつでもアイラボの無料電話相談にお問い合わせくださいね。子宮頸がん検査を受けよう、HPV感染について知ろう、自分を守ろう、という気持ちになっていただけるよう、少しでも不安を取り除くお手伝いができたらと思います。
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記事監修
もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士
国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。