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薬剤耐性淋菌

(写真引用:https://www.cdc.gov/drugresistance/biggest_threats.html)

薬剤耐性淋菌とは

みなさん、薬剤耐性菌はご存知ですか?そう、お薬が効かなくなってしまう進化を遂げた菌のことです。一昔前は院内感染やMRSAなどで有名になりましたよね。

いま、性感染症(STD/STI)のなかで、その薬剤耐性菌が大きな問題を起こしています。

薬剤耐性を持った淋病が今猛威をふるっていて治療がとても困難となっています。CDC(アメリカ疾病予防センター)ではこの薬剤耐性を持った淋病の原因菌の淋菌を最高の猛威レベル、Urgentとしています。

淋菌は菌ですので抗生物質での治療が可能でした。しかし、スルファニル・アミド、ペニシリン、テトラサイクリン、古くから使用されているマクロライド(例えば、エリスロマイシン)、フルオロキノロンなどの抗生物質に耐性を持ってしまった淋病が増えてしまったため治療が困難となってきてしまいました。

淋病を治せる最後のお薬

現在は広域スペクトル・セファロスポリン系抗生物質の単独療法でまだ治療効果があるとされています。しかし、このお薬も間違った使い方や多くの人が使っていくことによって、いずれこのお薬に対する耐性淋菌はうまれてしまうのでしょう。

現時点では広域スペクトル・セファロスポリン系抗生物質の次の治療薬はありません。つまり、広域スペクトル・セファロスポリン系抗生物質耐性淋菌が拡散してしまった時に、淋病は治療不可能な感染症となってしまうのです。恐ろしいことですよね。

体の免疫力と淋菌の戦いを、ただただ何もできずに見守るしかない時代がきてしまうかもしれないのです。

薬剤耐性淋菌から守るためにできること

感染予防

厚生労働省検疫所は

…淋菌を治療可能な感染症として留めておくためには、耐性(の出現)を予防し、制御することが急務となっています。

と感染予防と早期発見をうながしています。

一番は感染を防ぐこと。そして拡散をしないことです。

自分がもし淋病を持っているを分かったのならば、完治をするまでセックスやその他の性交渉をしないこと、風俗を利用しないことを心がけるべきです。自分が淋菌を拡散してしまうことによって淋病が治療不可能な感染症になってしまうかもしれないということを自覚しましょう。

また、相手が病気を持っているのかわからないときはコンドームを利用して自分の身を守りましょう。お口でだけなら、、、というのは大きな間違えです。オーラルセックスにより淋病は喉にも感染します。

感染の早期発見と正しい治療

また、同じく厚生労働省検疫所は

…患者の予防と速やかな管理は、抗生物質への耐性(の拡大)を緩和させる上で、欠くことのできない対策となります。

とも述べています。つまり、抗生物質への薬剤耐性を防ぐには、感染を早い段階で見つけ、適切な治療で短期間で完治させることが、薬剤耐性淋菌を生み出さない、拡大させない対策だということです。

治療が長引けばそれだけ薬剤耐性淋菌が生まれてしまう可能性が高くなります。それなので、治療を長引かせないためには、早い段階で検査をしっかりとして、最初から正しい薬剤を使うことが大事になってくるのです。

そして治療を始めたら必ず完全に治るまで治療を続けましょう。完治確認検査を受けて、しっかりと除菌されたことを確認しないと中途半端な治療になり、薬剤耐性淋菌が生まれてしまう可能性が高くなります。

薬剤耐性淋病のまとめと検査

みなさん、薬剤耐性淋菌がどれだけ恐ろしいことになる可能性があるのか、ご理解いただけましたでしょうか?

Urgent、緊急をようする事態です。治療のできない性病になってしまったら、どうしますか?

将来、不妊症になってしまうかもしれない。不快な膿やおりものと、ずっと付き合っていきますか?

恥ずかしい、と検査を後回しにしていたら、もしかしたらあなたの淋病は治療不可能な薬剤耐性淋病になってしまうかもしれません。

不安な行為があったり、症状があるのであればなるべくはやく検査をして、正しい治療を今すぐ始めましょう。

ちなみに、淋病はオーラルセックスによりのどにも感染します。尿道や膣だけでなく、のども一緒に検査することをおすすめします。

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