目次
子宮頸がん(扁平上皮癌)細胞診判定:ベセスダシステム
*NILM(ニルム): 正常、炎症、感染症、萎縮性膣炎などの良性
*ASC-US(アスカス): HPV感染が疑われる細胞がみられる→この診断の時は要HPVハイリスク検査
*LSIL(ローシル): HPV感染が見られるが細胞の変化は軽度である(軽度異形成)
*ASC-H(アスクエイチ):HPV感染が見られ、HSILが疑われる細胞の変化がみられる
↑↑↑ ここまではHPV感染の状態でがんではない ↑↑↑
*HSIL(ハイシル):細胞の変化が中等度から高度(中等度から高度異形成)、上皮内癌(臨床期分類0期)、微小浸潤癌(臨床期分類Ia期)を含む前浸潤癌病変
↑↑↑ ここまではまだ子宮も救えるし妊娠も可能なことが多い ↑↑↑
*SCC(エスシーシー):扁平上皮癌(臨床期分類のIb以上)
子宮頸がん臨床期(進行期)分類
0期、Ia期は子宮頸部円錐切除(えんすいせつじょ)術での処置が多く、ほとんどの場合で処置後に妊娠、出産は可能です。
0期:上皮内癌。がん細胞が上皮内にとどまっている。
Ia期:微小浸潤癌。がん細胞が基底膜を超えて浸潤が始まっているが、5mmいないの浸潤
Ib期以降は浸潤癌(しんじゅんがん)なので、子宮を残すことは難しくなってきます。
Ib期:5mm以上の浸潤が見られるが、腫瘍は子宮頸部内にとどまっている。
II期:子宮頸部よりも腫瘍が広がっているが、膣壁の下部1/3には達していない。
III期:腫瘍が子宮の下部1/3に達している。骨盤壁まで達していることもある。
IV期:腫瘍が膀胱や直腸、肝臓など他の臓器に転移している。
子宮頸がんについてもっと詳しく知りたい方はこちら、子宮頸がんについてをご覧ください。
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