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子宮頸がんの原因は「やりすぎ」?

検査士ダイアリー 子宮頸癌は「やりすぎ」?NO!

一昔前(かれこれ25年くらいになるでしょうか)までは、子宮頸がんの原因は子宮頸部にある組織のSCジャンクションと言われる、表皮細胞が強い肌の細胞と弱い粘膜の細胞の境目に外的刺激(セックスによる擦れ)が与えられることによって細胞が異変を起こし、癌になるのではないかと考えられていました。

その観点からいくと、確かに「やりすぎ」、つまりセックスを多くする人ほどSCジャンクションへの刺激が加わるチャンスは多くなります。そして、子宮頸がんの原因は「やりすぎ」という結論になってしまいます。

でも、子宮頸がんにおいては今はその原因も経緯もはっきりとわかってきています。そして、それはセックスによる刺激ではなく、ウイルス感染によるものです。もちろん、セックスによって子宮頸部のSCジャンクションが傷つくことによって感染しやすくなることもありますが、あくまでもウイルス感染があって初めてがんになるのが、子宮頸がんの80%以上を占めています。子宮頸がんの原因は「やりすぎ」という考えはもっぱら古く時代遅れなのです。

たった一度のセックスでも、ハイリスクHPVの感染をしてしまえばがんになってしまうことも十分にあり得ます。

このチャンスに、正しい知識を身につけましょう。

子宮頸がんの原因は「やりすぎ」ではなくHPVというウイルス

子宮頸がんは、HPV(ヒューマンパピローマウイルス)と呼ばれるウィルスによって引き起こされます。

HPVは皮膚や粘膜に感染するウィルスです。癌ではなくイボを起こすHPVの型もありますが、癌を起こすものはハイリスク型HPVです。
感染経路は主に性交渉となりますが、口や手を介してだけの性的な接触でも感染します。

感染したHPVのおよそ90%は、からだの免疫力や細胞の新陳代謝によって自然に消えていきますが、消えずに持続感染(ウイルスが長く居座り感染し続けていること)すると、そこからがんの元になる細胞へと変化が始まります。

感染からがんの元になる細胞に変化してしまうまでに一般的には7年から10年、またはそれ以上の時間がかかるといわれていますが、最近ではHPV型によって進行が早い症例も見られます。
またセックスの若年化により、とても若い頃にこのウイルスに感染してしまう可能性が増えている事から、子宮頸がん発症者の若年化とともに発症者人数の増加もあります。

 

ハイリスク型HPVは男性もよく知っておくべきこと

『子宮頸がん』というと、女性特有病と男性には「俺には関係ない」と思ってしまわれがちです。ただ、子宮頸がんの原因はやりすぎということは、子宮頸がんとセックスは関係があるということは多くの方がご存知のことと思います。

よく理解されていないことは、HPVは性行為によって膣の奥にある子宮頸部に運ばれると言うことです。どうやって?それはペニスの挿入によって届けられるのです。そう、男性のペニスや性器付近についているHPVが膣の中に運ばれるのです。運び屋は男性のペニスなのです。

また、HPVが運ばれるのは膣の中だけではありません。どこだと思いますか?そうです、口や喉の中にも届けられることは想像できるでしょう。HPVは子宮頸がんだけではなくて咽頭がんや口腔がん、さらに最近の研究では鼻腔がんにも関係していることがわかってきています。

そしてもちろん、男性自身の陰茎がんや肛門がんもあります。ただ、陰茎の皮膚は強い細胞でできているので、子宮や喉に比べたら感染があっても発症する可能性は低いのです。だから症状も何もないまま、パートナーに感染させてしまうことになります。

子宮頸がんやHPVは女性の問題ではありません。男性も含めたみんなの問題です。

 

子宮頸がん。HPV感染、できること

子宮頸がんはがんになってしまうまでの道のり、そしてがんになってしまうまでにできることがとてもはっきりとわかっています。

子宮頸がんへの道のり

子宮頸がん検診

セックスをするようになったら数年に一回は子宮頸がん検診を受けましょう。パートナーが変わらず、HPV感染が今までにない人は数年に一回、パートナーが変わったり複数のパートナーがいるなどの場合は1年に一回は受けましょう。必要に応じてハイリスクHPV検査も受けましょう。

HPV検査

男性も検査はできます。HPV検査をして、自分にハイリスク型のHPVがあるのかないのかの確認を定期的にしておくことで、パートナーの子宮やのどなどだけでなく、将来パートナーとの子供ができる可能性も守ることができるのです。

ワクチン

HPVワクチンは男女共に受けることができます。数回の接種が必要になるので、初めてのセックスをする前にはすべて接種が終わっていることが重要です。

HPVワクチンは、既に感染してしまっているHPVに関しての治癒力はありません(全てのワクチンがそうだと思います)。あくまでも、体の中に抗体を作って、HPVの侵入があった場合に自然排除する力を強めるという目的です。

また、女性はHPVワクチンの摂取をしたからといって子宮頸がん検診を受けなくていいと言うことでは決してありません。HPVワクチンにはまだ全てのハイリスク型HPVが含まれていませんし、ほんの少しですがHPVが関係していない可能性のある種類子宮頸がんもあります。そのほかの子宮関連病変もあります。HPVワクチンを受けていても、必ず子宮頸がん検診は受けましょう。

 

子宮頸がんの原因は「やりすぎ」ではありません

子宮頸がんの原因は「やりすぎ」ではなくウイルス感染が本当の原因だということがわかっていただけましたでしょうか?そして、子宮頸がんはいろんなことがわかっているので、早期発見や早期治療、完治に向けてできることがたくさんあることも、ここでうまく伝えられたらいいなぁと思います。

子宮頸がんと検索すると「やりすぎ」と出てくることがとても悲しく思います。子宮頸がんになってしまった女性は妊娠同様、一人で子宮頸がんになったわけではありません。

女性特有病で関係ないと思ったり「やりすぎだ」と突き放したりしないで、二人の問題としてしっかりと向き合っていただきたいです。妊娠前に子宮頸がんになってしまったら、将来子供ができず、それを女性一人が抱えていくのも何か違うように私は感じます。

そして最後にはっきりと伝えておきたいのは、子宮頸がんは性病や性感染症ではありません。子宮頸がんが性感染症とされないことに関して詳しくは「子宮頸がんと性感染症」をお読みになってください。

一日でも早く、子宮頸がんと検索すると「やりすぎ」と提案されない日が来てくれるといいなと思っています。そして、子宮頸がんで亡くなる命がもっともっと減らせられることを、一人でも多くの人が知ってくれるように、この声が届きますように。

記事監修

もかちゃん

もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士

国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。

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