アイラボでご相談を受けられたある男性のお話です。
ペニスにイボができてしまって、心配だったけど他人に知られたくないので、自由診療の病院に行きました。
そのイボが、なんであるかわからないままその場で切除。切除してから検査にまわすということで検査代金が5万円。
そのイボがHPVだった場合、さらに追加で検査をしなければいけず、もっとお金がかかると言われ、不安になっての相談の電話をしました。
とのご相談でした。
まず、ほとんどのイボは、HPV感染でできます。それなので、イボを取ってからHPV検査をしてHPVが見つかった場合はさらに検査、という説明では少しおかしいことになってしまいます。
正しい手順としては、まず検査をして、イボの原因を知った上で正しい処置をしましょう。
イボを作るタイプのHPVの多くはがんにならないタイプのものです。HPVの検査をしたら、コンジローマ型のHPVが見つかることは想定内です。
大切なのは、もし、感染しているHPVがハイリスク型の時、つまり、がんを起こすタイプのものであることが一番危険なことなのです。
危険な理由としては、もちろんハイリスク型のHPVを持ったままセックスをすることで、相手の女性を子宮頸がんの危機にさらしてしまいます。
また、切除の方法によっては出血したり、開いた傷ができてしまうことによりHPVが余計に広がってしまう危険もあるのです。
なので、まずは検査をし、正しい処置をすることが大事です。
そしてもしハイリスク型が見つかった場合には、相手の女性にも知らせ、がんから守りましょう。
少し話はそれますが、相手の女性にイボがあった!と思われたとしても、ご存知の通り、女性の陰部はとても複雑で、びらびらしていたり、ぼこぼこしてても、それは個人の体のつくりの違いであって、イボや出来物ではない可能性も多々あります。
まずは自分の身体の心配なことを検査して、結果を見て相手と話し合いましょう。
とにかく、まずは敵を知ってから。無謀な戦いはしない。イボの原因を調べましょう!
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記事監修
もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士
国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。