こんにちは
みなさん、秋がもうすぐそこまで来ていますね!
企業さまによっては、9月からが検診の時期かと思います。
みなさん、検診を受けましょう!
さて、先日、なぜ私が帰国してから乳がん検診を受けなかったか、、、というお話をするお約束をしていましたね。
今日はその続きをお話したいと思います。
アメリカでは、健康保険治療を受けるために、多くの保険会社で年に一回の主治医との健康診断、健康管理に関する確認等の受診が義務付けられています。どうやって義務付けるのか?それは、一年に一回健康診断のための受診をしていないと、具合が悪い時に受診したり、お薬を出してもらえなくなることがあるのです。
喘息や、血圧などのお薬を毎日飲んでいる人は、一年に一回の健康診断を受けないと、継続して薬の処方をしてもらえません。
呼吸器科や消化器科など、専門医にも紹介状(保険診療をするための、主治医からの受診許可証)を書いてもらえません。だから、一年に一回は主治医に行くのです。主治医に行くと、その場で婦人科検診を受けるのか、婦人科医から受けるのか、チョイスを与えられます。
そういうことで、毎年検査をやむを得ず、でも当たり前のように受けてたんですね。もちろん、一年に一回の健康診断も婦人科検診も、無料か、かかっても1000円くらいなものです。
私はこの主治医制度はとてもいい制度だと思います。いろいろな専門医にかかっても、すべての記録は主治医とシェアされるので、急に具合が悪くなって専門医の予約が取れず見てもらえない時も、とりあえず主治医が対処してくれます。
うっかりして喘息の薬を切らしてしまっても、電話一本で、主治医がつなぎの薬を処方してくれます。
アメリカの医療は、保険が不公平で高い。でも、それなりに患者にとってはいいものであったのかもしれませんね。もちろん、私は大学病院勤務だったので、健康保険はいいものを支給されていたからなのかもしれませんが。
健康診断以外の子宮頸がんや乳がん検診は、MUSTではありません。健康診断だけにいき、受けない人もたくさんいます。でも、それをきっかけに、私や私のほとんどの友人のように、ちゃんと受ける人も多いのだと思います。
日本は、検診に対する行政の対処や企業の取り組みがとても盛んです。でも、受診率が伸びないのはなぜなのでしょう。健康診断が、保険を受けるための義務で、健康診断時に検診の勧めがあったら、受診率が上がるのでしょうか。もしくは、生命保険加入の条件としてがん検診を受けるという手は?予防医療をそこまで強制的にできるか、という、人権の問題もあり、今のように難しい環境になってしまっているのでしょう。
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記事監修
もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士
国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。