性病(性感染症)はセックスをしたことがある人なら誰にでも心配になること。そして、心配するべきことです。
クラミジアや淋病といった性病は長い間放置してしまうと不妊症や流産、早産などの原因になってしまうこともあります。そしてそれは実際に妊娠する女性だけの問題ではなく男性の問題でもあります。
性病による不妊症は男性にも起こります。そして、自分のせいで性病を感染させてしまった女性が将来不妊症になってしまうことは、将来自分も子供を授かることができないと言うことになります。また、過去の関係で性病に感染してしまった場合、別れた後何年も経ってから彼女はあなたの知らないところで不妊に悩み泣いているかもしれません。
そんな悲しいことにならないよう、セックスをするからには性病検査をしっかりとすることが大切なのです。
今日は性病検査を受ける頻度についてまとめていきたいと思います。
目次
性病検査を受ける頻度ってあるの?
性病検査を受ける頻度というよりは、どのタイミングで受けるべきかが大切です。
タイミング1:症状がある
膿のような分泌物やおりもの、かゆみ、皮膚症状(ぶつぶつなど)、排尿痛やその他の痛みがある場合はなるべく早く受診しましょう。
受診したいけど何かを受診していいかわからない?女性は産婦人科がありますが、特に男性は悩んでしまいますよね。そんな時はこちらのブログ、『性病(性感染症)の不安、男性は何かに受診すればいいの?』も参考にしてみてください。
タイミング2:別れと出会い
悲しい時ですが、一つの恋が終わってしまった時がしっかりと検査をして自分の性の健康状態をリセットするいいタイミングです。
次の恋に行く前にしっかりと自分の状態を把握をしておくことで、新しい恋人と近い関係になってから性病が発覚し、誰からうつったのかなどの揉め事になってしまうことを避けることができます。
お別れの後、新しい出会いの前に一度しっかりとリセット検査をしておきましょう。リセット検査は症状があるとかではなく確認なので、簡単に自宅で済ませる感じで良いかと思います。検査結果によって受診しましょう。
リセット検査にお勧めの検査キット
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そして、新しいパートナーとも初めてのエッチの前にちゃんと一緒に検査しておくと、2人の間に何もないことを確認してからスッキリとスタートできるのでお勧めです!ちゃんと初めからそういうお話もできる関係であることも、お互いを大事にできるいい関係である確認にもなります。
そんな2人には、ペア検査キットがお得でお勧め!結果は自分にしか届かないのでプライバシーはしっかりと守れます。
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タイミング3:不安な行為があった
よく知らない相手とセックスをしてしまって不安、という時にはとりあえず検査をしておくと安心です。知らないままで不安でいると、どんどん不安の沼にハマってしまいます。一度検査をして、大丈夫!と確認しましょう。
もしも検査で何か見つかってしまったら、すぐに受診しましょう。
不安な時のチェックにお勧めの検査キット
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不安な行為があってからどれくらいで検査を受けるといいの?と悩んだ時は『STD検査のタイミング』ページを参考にしてみてください。
タイミング4:浮気をしてしまった
パートナーがいるのに浮気や風俗を利用してしまった、、、、好ましいことではないし、そんな行動をサポートするわけではありませんが、もしもその時に性病に感染してしまったら、相手にも感染させてしまうだけでなく、そのうちバレて揉め事になる原因に。
浮気をしてしまったらパートナーとセックスをする前にしっかりと検査をして、2人の関係に性病を持ち込まないことがせめてもの思いやりだと思います。検査結果が出るまではパートナーとの性交渉は必ず控えましょう。
浮気後のチェックにお勧めの検査キット
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フェラチオやクンニなどのオーラスセックスもした場合は、喉にも感染の可能性があるので、『タイミング2』のリセット検査としてお勧めした咽頭の検査も含めたものを受けましょう。
喉の検査もセットになった検査キット
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もしも検査で何かが見つかってしまったら、すぐに受診をして完治するまではパートナーには触れないようにしましょう。
定期的に性病検査をお勧めする場合
基本的には『相手が変わったら検査』ですが、お仕事や相手が複数いる方には相手の性生活の把握や管理が難しくなってくるので定期的に検査をしておくことをお勧めします。
月に一回は性病検査
常に複数の相手と性行為をしている場合は、月に一度は性病検査をしておきましょう。自分を守るだけでなく、相手への感染を防ぐことも大切になります。月に一度の性病検査は、喉の検査が含まれているものをお勧めします。
喉の検査もセットになった検査キット
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半年に一度は梅毒とHIVの検査
梅毒やHIVも性病です。淋病やクラミジアなどの性器感染の性病と違い、梅毒やHIVは検査ができるようになるまでに1〜3か月かかります。そのため毎月検査することは難しいですが、半年に一度はチェックしておきましょう。
保健所を利用すると無料で検査が受けられるのでお勧めです。
厚生労働省「HIV検査相談体制の充実と活用に関する研究」班による全国のHIV・エイズ(AIDS)・性感染症の検査・相談窓口情報サイトはこちらから。
1年に一度は子宮頸がん検査・HPV検査
通常子宮頸がん検査は2年に一度が推奨されていますが、パートナーが多い場合は1年に一度の検査をお勧めします。子宮頸がんはセックスによりハイリスクHPVに感染し、その感染が続き持続感染を起こすことで少しずつがんへと近づいていきます。
セックスをする相手が多い分だけHPVに感染する可能性も高くなってしまいます。『子宮頸がんはやりすぎの人がなる病気』というブログでそうではありませんと言いましたが、回数が問題なのではなく感染してしまう可能性が関係しているので、多くの相手とセックスをするとHPVに感染する可能性も残念ながら高くなってしまいます。
そして、女性1人ではハイリスクHPVに感染しません。感染させてしまうパートナーがいて初めて感染するのです。それなので、子宮頸がん検査は女性だけのためではありません。
男性も定期的にHPV検査を受けて、自分にハイリスクHPVの感染がないことを確認しましょう。女性は2年に一度は自治体や会社からの検診をうまく利用していくとお得です。
性病検査を受ける頻度のまとめ
性病検査は定期的に受けたほうがいい場合と、状況によって受けるタイミングがあることをまとめてみました。
今日のブログが少しでも皆さんの頭の隅に残って『あ、今検査するタイミングなのかも』と思い浮かんでくれる時があったらいいなぁって思います。
性病検査はとても抵抗のあることですが、郵送検査を利用して自宅で誰にも知られずに簡単に済ませることができます。
自分に必要なタイミングで検査を受ける習慣をつけると、だんだん抵抗なく必要な時に検査を受けられるようになります。
少しでも多くの方が、性病発覚で不妊や揉め事で悩むことがなくなるように願っています。