セルフケアは自分の体をしっかりと認識して、受け止めて、改善できる、何よりの予防医療だと思っています。まずは自分自身をしっかりと知ること、それがとても大切。
今までもセルフケアをご紹介してきましたが、今日は肩や首の凝り対策からの乳がんセルフチェックについてご紹介します!
目次
セルフケアは自分を知ることから
私、仕事柄か首のガチガチが尋常ではなく、首を横にイヤイヤと振るだけで首の中がジャリジャリいいます。眉毛を描こうをすると首がビキっとロックしてしまいます。ひどい日にはふと横を向いただけで一瞬首がロックしてしまうことがあり、すぐに前に戻せず怖くて車の運転を控える日もあります。
少しでもいい状態にしておくために、ほぼ毎日ストレッチをしています。でも、闇雲にストレッチをするのではなく、現状確認から始めます。
首や頭皮をさすりながら、今日はどこが痛いのかな。鎖骨やあばらの間をほぐしながらどこが詰まってるのかな、そんなことを感じながら自分とゆっくり向き合っています。
そして最近気がついたこと!脇の下!私は右の脇の下から肩甲骨にかけてが特にひどい。これはほぐしていかなければと今日も鏡の前でモミモミしていたら、久しぶりに気がついたのが脇の下のリンパ節のこりこり。
乳がんのしこりも自分で早い段階で見つける、それが何だか知る
私は昔からこのコリコリがあります。定期的に検査を受けていますが、原因は首や顔のアトピーの炎症によるリンパ節の腫れということを知っています。でも、この安心感はこのコリコリがいつもの場所、いつもの大きさ、そして検査済だから、ということを知っているからです。
時々新しいコリコリを見つけることがあります。
「どうせいつもの炎症によるリンパ節だろうな」
という気持ちがあっても、見つけた時はすぐに受診して確認をしています。マンモ、超音波、時には細胞を取る検査もした上で、
「いつものリンパ節だね」
にたどり着いています。そしてそのコリコリは「いつもの」へとなっていきます。
乳がんは予防はできないので早期発見を
このように、ストレッチやマッサージの時間をうまく利用して、ささっと乳がんセルフチェックも習慣づけていけると早期発見につながります。月に一度するだけでも自分の「いつもの」と「いつものじゃない」に気がつけるようになります。
数年に一回乳がん検診を受けても、その間に乳がんが発生して、大きくなってしまうこともあります。数年に一回検査する医師は、あなたの「いつも」を知らないのでいつもに比べての変化に気がつけるのはあなただけなのです。
乳がんは子宮頸がんと違い、ワクチンや癌になる前の状態で発見したりすることで予防することができません。でも、早期発見をして、2センチ以内の腫瘍のサイズの段階で処置ができれば10年後にも元気でいられる可能性は95%以上だと言われています。乳がんは何よりも早期発見が大事なのです。
そして、一番早く変化を発見ができるのはあなた自身なのです。
乳がんセルフチェックは生理の後が痛くない!
生理前と生理中は胸が張っていてなかなか痛いので、おすすめは生理が終わって胸の張りが落ち着いている時期。胸だけではなく脇の下も忘れずに!
セルフチェックの方法は下の図を参考にしてみてくださいね。私は鎖骨やあばら、脇付近のマッサージをしながらついでにささっととしてします。脇くらいだったら普通に誰にも気がつかれずにどこでもできちゃいます。胸は、お風呂に入りながらとか、お風呂後に体を拭きながら、とかも簡単ですね!
とにかくそんなに構えずに、「ついでに」で良いのです。
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セルフケア:首肩スッキリのついでに乳がんセルフチェックのまとめ
あぁ、肩凝ったな、首が痛いな、とマッサージするついでに脇や胸もまめに触ってあげることで、「いつもの自分」を自然と認識することができます。そして、いつもの自分を知っているからこそ感じられる「あれ、いつもと違う」自分。
そういう変化を早くに気がついてあげると、自然とそれに対する対応も早くなります。
ちなみにすっかり乳がんのセルフチェックの話になってしまいましたが、肩や首のストレッチは私は本当にベーシックなことしかしていません。頭の上に手を乗せてその重みで首を伸ばしたり、摩ったり、凝っている部分だけでなく手足のツボのマッサージをしたりです。
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記事監修
もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士
国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。