先日、日本臨床細胞学会の学術集会に行ってきました。
子宮頸がんのことについて、新しい情報を求めて子宮頸がんにまつわる講演を聞いていると、こんな発表がありました。
ハイリスク型HPVの代表型の一つ、HPV18型は予後が悪く、早期に見つけて、円錐切除やその他の外科的処置をしても再発が多いとのことでした。
え?円錐切除しても、再発してしまうの?ちゃんと経過観察していても、がんになってしまうの?
衝撃的な情報でした。
アイラボでDNAを専門的に検査している先生に聞いてみたところ、先生はもちろんご存知でした。
どこかで私が逃していた情報、こういう情報を仕入れに行く学会は本当に大事だと思いました。
HPV 18型は処置をしても再発しやすいということは、持続感染しやすいのでしょうかね。
今まで、子宮頸がんワクチンをしていても、子宮頸がん検診をしなくてはいけないことは変わりないのだったら、自分の子供には接種させなくてもいいかなぁ、と思っていましたが、その気持ちはガラリと変わりました。
子宮頸がん検診を受けて早期発見できても守りきれないタイプのHPVから守るワクチンがある。
悪性度?と言うのでしょうか、がんになる意欲の強いHPV18型は今あるどのHPVワクチンにも含まれている型。それだったら、ワクチンを受けておく価値は大いにあると思います。
このことに触れられたのはほんの数分のことでしたが、私の考えをガラリと変えた一瞬の出来事でした。
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記事監修
もかちゃん
臨床検査技師、細胞検査士、国際細胞検査士
国際細胞検査士の資格を活かし、日本とアメリカにて検査士として長年勤務。
海外の事情も知るからこそ出来る、日本とアメリカの子宮頸がんや性病に関する知識・医療体制の違いや性教育の違いについてなど、幅広く情報を発信しています。