先日知り合いになったママさんと、あるイベントでお話をする機会がありました。30代の2児のママさんです。
「メールの最後にリンクがついていたので、アイラボのサイト、ちょっと見せてもらったんですけど、子宮がん検査って病院に行かなくてもできるんですね!びっくりしました。」
そうなんですよ、という話をして行く中で、「病院でも郵送でもどちらでもいいので、子宮がん検診をときどきは受けてくださいね!」といつものごとく、さらっと言ってみると驚きの質問がありました。
「子宮がん検査って、頸がんと体がんってあるじゃないですか?私、どちらをうけていいのかいつもわからなくて、、、」
びっくり!!!でも、当然のことです。だって、そうですよね。検診に行くと大抵子宮がん検査はオプションなので、そのほかのオプション検査とともに検査名と値段が並べられているだけ。説明があったとしても、「子宮頸部のがんをしらべます」などと、わかりきっていることしか書いていないですよね。受付の人も、一つ一つは説明してくれないですものね。
大事なことは、誰がなぜ受けた方がいいのか、ということなのに、それが全く書いていない!!!
私みたいに中途半端に知識があると見逃してしまうとっても大切な、検査を受ける人側の声、を聞くことができて、うれしくて思わず握手してもらっちゃいました。
子宮頸がん検査と子宮体がん検査、誰がいつ受けたらいいのかについて今回はまとめてみようと思います。まずは、子宮頸部と体部の場所から、、、
目次
子宮頸がん検査、受ける年齢とタイミング
子宮頸がんは、子宮の膣の近い部分である子宮頸部(けいぶ)と膣部(ちつぶ)にできやすく、セックスによって感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)が85%くらいの原因だとされています。つまり、子宮頸がん検査を受けるべき年齢はだいたい20代以降とされていますが、初めてセックスをしたら、毎年受けるようにするのが理想的だと思います。
HPVが原因の子宮頸がんは、ハイリスク型のHPVの持続感染によって始まります。持続感染というのは、同じ型のハイリスク型HPVが繰り返し繰り返し感染し続ける状態をいいます。
がん化するまでには7年から10年くらいかかると言われていますが、最近の若年型のものは、体が若くて元気な分、進行も早いと言われています。それなので、20代の女性がちゃんと検査を受けることが大事になってくるのです。
はじめてのセックスが18歳で、もしその時に何も知らずにHPVに感染してしまっていたとしたら、25歳のあなたはどうなっているでしょうか?検査をしていたあなたとしていなかったあなたに違いがあると思いますか?
検査を受けていれば、HPV感染症で終わっていたことが、検査を受けなかったがためにがんに進行させてしまうのです。
子宮体がん検査、受ける年齢とタイミング
子宮体がんは子宮内膜(ないまく)と言われる、赤ちゃんが育つ部分の子宮の組織のがんをいいます。それなので、生理があるうちは、子宮体がんになりにくいと言われています。なぜなら、がん細胞が子宮内膜にでき始めても、毎月の生理で剥がれ落ちてしまうからです。
それでは、子宮体がんの検査はいつ受けたらいいのでしょう?一番大事なのは、閉経後(生理がおわってしまったあと)の女性、もしくは生理以外に性器出血が見られるときです。45歳くらいになったら、整理も不規則になり始めたり、更年期を感じ始める方もいるかもしれません。そんな変化を感じたら、そろそろ子宮体がん検査だな、と思っていたらいいかと思います。
最近では食生活の欧米化や出産回数が減ったことなどにより、子宮体がんも若年化が始まっているようです。35歳以上で、生理が不規則だったり六ヶ月以上来なかったり、または生理とは関係ない出血があったらすぐに受診しましょう。
子宮体がん検査は、子宮の中までブラシなどの採取器具を入れなくては行けないので自己採取では検査できません。かかりつけの婦人科医に検査してもらいましょう。
子宮頸がんと子宮体がん検査はいつ受ければいいの?まとめ
つまりざっくりまとめてみるとこういうことです。
- 15歳以上の人で、セックスの経験がある人は子宮頸がん検査
- 35歳以上の人で、生理以外の出血や生理がこないなどの異常が
ある人は子宮頸がんと体がん検査
ただし、50歳以上でも頸がんになる人もいれば、35歳以下でも体がんもあることもあります。自分の体の声をよく聞いて、不安な症状があったら早めに受診しましょう。
特に不安なことがないのであれば、年齢や体の状況にあった検査を毎年受けてさらに安心を重ねて行きましょう。
乳がん検査も一緒に受けるのを忘れずに!!
そして、このような素朴な疑問があったら、どんどんアイラボに教えてください!どんどんアイラボが答えをお届けします!