日本性感染症学会 第30回学術大会 1日目!始まりました!
朝一番、8時半から張り切って講義を聞き、9時過ぎからは所長が、そして10時前には私が発表と大忙しの朝でした。
所長はいつも通り慣れた調子で余裕の発表。質問にも余裕の回答。さすが長年の経験値は高いですね。
マイコプラズマの発表
一方私は、日本性感染症学会では初めての発表。自分のComfort zoneを抜け出しての発表。マイコプラズマの発表自体は予定通りに問題なくいけたのですが、発表内容に関するいろいろなお言葉をいただきました。
厳しいお言葉ばかりでしたが、マイコプラズマのトップの先生がたにこのようにコメントしていただける機会はあまりなく、とても貴重な経験をさせていただきました。医者の世界、検査の世界、、、同じ医療現場にいても実はあまり交われる機会がなく、今日のように医師の立場の意見を直接聞くことができるというのは、学会に参加する一番の収穫ではないかと思います。
そして、私たちは検査という専門分野からの視線で見ていることを知ってもらう、素晴らしい機会でもあり、「面白いことしたね」とうコメントをいただいて、とても嬉しかったです。
今日先生方から教えていただいたこと、先生方と話し合ったことをラボに持ち帰り、今後より良い検査、より良い無料相談をしていけたらいいなと思います。そして、このようにして出会えた先生方と、せっかく出会えたのだからこれからは一緒に力を合わせて、より良い性感染症への取り組みをしていくことができたらいいなぁと思いました。
性教育は誰にする
午後の講演では、性教育についてのシンポジウムに参加してきました。今の中高生たちの性に関するアンケート調査や婦人科医としてしての位置付けとコミットメント、そして小児科医から見た性感染症の母子感染への思いと、とても考えさせられるものが多いトピックでした。
私もいつもダイアリーを書いていて、性教育は子供達だけにしていてはダメなんだ。家庭で話し合える環境を作るのが大事なんだと思っています。今日のシンポジウム中の話し合いで、それについて触れられ、私の思いは間違ってなかったのだということに、いいエネルギーをいただきました。
学会後の懇親会で、性教育に携わっている先生ともお話をすることができて、とても良かったです。モチベーションが上がりました。無料相談に電話をしてくる若者たちに寄り添うとともに、どうしたら親たちも寄り添うように指導していけるのか、今後私の課題してもっと取り組んでいきたいと確信しました。
産婦人科のハードルの高さ
そして、つい先日私がダイアリーにした、産婦人科デビューのハードルの高さについても触れられました。産婦人科医ご自身がそのハードルを認識されていて、きてさえくれれば助けてあげられるのに婦人科へ行くということの敷居が高いために来てくれない、だからどうしてあげることもできない。。。そんな切実な声を聞けるのも、このような場だからではないでしょうか。
私たち認定士がどうにかしてその手を繋げていけたらいいのだと思います。病院に行けない子供達と親たち、病院に行けない子供達と医師、その手を繋ぐために、情報を繋いでいくのが私たちの使命だと再度実感しました。
HPVワクチンについて
イブニングセミナーではHPVワクチンについての講演を聞いてきました。そこで出ましたよ、コウノドリのエピソード!!!やっぱり、婦人科外科医の先生にも同感だったようで、あのように人気のテレビ番組に子宮頸がんについて取り上げられるのは嬉しいことだったようです!
まだ明日も頑張ってお勉強してきます!
まだまだ明日も学会は続きます。でも、もうすでに、ラボに帰ったらやりたいことはたくさんできました。やはり学会に参加して、刺激を受けることはとても大切ですね。これからますますアイラボ職員一同、頑張りますよ!!
今日の札幌は少し雪が降りました。