こんばんは。
実は今年の健康診断のマンモグラフィーでひっかかり、フォローアップで色々と病院巡りをしていましたが、今日やっと、細胞診の検査を終えてきました。
いつもはカーテンの向こう側にいる立場、とても複雑な気持ちでしたがいい経験になりました。
目次
乳腺の細胞診はどうやるの?
乳腺の細胞診は、一般的に超音波で細胞を取りたい塊の部分をうつしながら針を刺していきます。細胞診の場合は注射器の針と変わらない程度なので、そんなに太いものではありません。なので基本麻酔もしません。
胸に針を刺される中、ここぞとばかりに超音波の画像を見ていましたが、塊の中にしっかりと針が入っていく様子が見えました。一度中に入ったら、ぐるぐると細胞がよく取れるように針を動かしたり、塊の壁の部分をこするように動かしてみたり、結構長い間グリグリしていました。
私は今日二箇所検査しましたが、一箇所目はほとんど痛くなかったのですが、二箇所目は結構グリグリ痛かったです。
本当に細胞が取れてるの?
ほとんどの病院では、細胞診検査の時はカーテンの向こう側に細胞検査士がスタンバイしています。医師が細胞を取り終わるとその針はそのまま細胞検査士に託し、細胞検査士がスライドガラスに細胞を塗り、その場で簡易染色をしてちゃんと細胞が取れていることを確認してくれているのです。
今日、2回目の針を刺される中、聞いてしまいました。
先生、実は私も細胞検査士なんですけれど、今こちらの細胞検査士が来てくださって、細胞採取の確認してくださっているのですか?
答えはイエスでした。とっても安心しました。細胞検査士は本当に知名度の低い職業ですが、皆さんのために影で色々頑張っているのですよ。
そしてこうして、その場で細胞が取れている確認をすることで、2週間後に結果を聞きに来た患者さんに「細胞が取れてなかったのでもう一度検査します。結果はまた2週間後に。」などという、患者さんへの負担や時間の無駄をなくしているのです。
細胞、これ命なり
職員検診で異常が見つかってからもう半年になってしまいましたが、これでやっと決着がつきます。いつもは誰かの不安をスッキリしてもらうために検査をしている側なので、患者さんの側に立って、まさかの細胞診検査をするのはとてもいい経験でした。
私たちの手元に届く検体一つ一つは、検体ではなく、検査を受けた患者様の命一つ一つなんだ。怖い気持ち、不安な気持ちを乗り越えるために検査してきた、大切な勇気のかたまりなんだと改めてこの身をもって実感しました。
これからの検査も再度身を引き締め、ひとつひとつの細胞の後ろには大切な命があることをしっかり心に留めて、検査に励んでいきたいと思います。
そして、私も早く結果を聞いてスッキリしたいです!
乳がんは自分で見つけるがん
今は乳がんは自分で見つけるがんだと言われています。月に一度は自分で触診をしましょう。何かいつもと違う、と思ったらすぐに乳腺外来を受診しましょう。
以前の投稿、「乳がん検診は、超音波?マンモグラフィー? 毎年?2年に一回?」でも触れましたが、2センチ以下のがんなら94%の確率で命を救えるそうです。少しでも小さいうちに自分で探して、早期発見、早期治療を目指しましょう。
アイラボでは、乳がん検査はできませんが、自分での触診でしこりを見つけやすくすることのできる、ブレストケアグラブというものがあります。是非お試しくださいね。
こちらの記事を読んで気になった方へのおすすめ検査キットはこちらです。
自宅でご自身で採取出来、病院に行けなくても安心して検査が受けられます。