アイラボの『自分でできる優しい子宮頸がん検査』は(公財)東京都中小企業振興公社ニューマーケット開拓支援事業の支援対象製品になっております。
この商品とHPV遺伝子検査を組み合わせたアイラボの郵送検査キットに大変ご理解を頂いているお客様から『医療用マスクは足りていますか?』という一本の電話を頂きました。
私共のように検査にたずさわる者であってもマスクの入手は大変難しく、通常のマスクを数回洗浄し、大切に使用しておりました。
電話の主は新潟市にあり、美容商材を自社開発している化粧品OEMメーカーである株式会社ヘイゼル・トンプソンの杉山保行社長でした。
杉山氏は美容関係のお仕事をされているとてもお優しい工学博士の先生で、細胞内小器官ミトコンドリアの研究もなさっていた、当社の良き理解者でもあります。
写真は私が新潟で開催された医学会に出席した際に初めてお目にかかった時の写真です。
新型コロナウイルスは世界中を恐怖に陥れ、今もなお出口が見えないとても恐ろしい感染症です。人類の歴史は感染症との闘いですが、これまではことごとくそれらの封じ込めに成功しました。
しかし、今回登場した新型コロナウイルスはこれまでと同じように人類に軍配が上がるのか、現段階では誰も回答を出すことができないでいます。
ウイルスには感染宿主細胞があり、ウイルスが増えることができる細胞は決まっています。例えば帯状疱疹を引き起こすヘルペスウイルスは神経細胞、HIVは免疫をつかさどるTリンパ球です。
新型コロナウイルスの宿主細胞は肺胞上皮細胞(血液の中に酸素を取り入れ、不要になった二酸化炭素を体外に放出する働き)や腸の上皮細胞であると言われています。多くの感染者は呼吸機能が著しく低下して重篤化するのもそのためです。
ところが最近突然死や突然重篤化することや川崎病と診断されるケースをよく耳にしますが、実は血管内皮細胞の中で増えていることが明らかになってきたのです。身体中に張りめぐらされている血管の内側で何が起こっているのか、想像しただけで怖くなります。
また、一時的にウイルスが検出されなくなっても再度陽性になるケースが報告されています。
ヘルペスウイルスは神経節細胞に潜んでいて、体力が消耗して免疫力が下がった時に再発しますが、新型コロナウイルスもいずれかの宿主細胞に潜むことができる能力があったら大変なことになります。
今は、『絶対にこのウイルスに感染しない』『他の人に感染させない』ことが重要です。
このことを考えると、私たち人類がこれまで築いてきた社会を見直し、このウイルスと共存するための新しい生活様式を構築し、それを継続していかなくてはならない社会になるかも知れません。
こんな事態の最中、アイラボを思い、貴重な医療用マスクを寄付してくださった杉山保行先生、この度は本当にありがとうございました。
私達は多くの方々から郵送検査として送られてくる検体を扱っていますが、ご提供頂きましたマスクを使わせて頂き、『絶対にこのウイルスに感染しない』という強い意識をもって皆様の健康維持に貢献したいと思います。
ありがとうございました。
株式会社 アイ・ラボ Cyto STD 研究所
代表取締役 椎名義雄
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自宅でご自身で採取出来、病院に行けなくても安心して検査が受けられます。