クラミジア感染:女性

感染の仕方

女性の性器は複雑な組織からできています。

子宮頸部の正常な組織と細胞図1の説明

外陰部や膣内は、性交の刺激にも耐えられるように、皮膚と同じような重層扁平上皮という組織から出来ています。膣の中に出っ張った子宮の部分は子宮膣部と呼ばれますが、通常その表面も重層扁平上皮で覆われています。子宮の入り口から少し入った部位は子宮頸管といわれ、重層扁平上皮と粘液などを分泌する子宮頸部円柱上皮が接しています(扁平-円柱接合部)。

子宮頸部の正常な組織と細胞図2の説明

しかし、妊娠可能な女性(月経がある女性)では、扁平-円柱接合部が外側にめくれる現象が起こります。これを外反といいますが、膣内に露出した円柱上皮細胞は決して強い細胞ではありません。膣内は大変強い酸性の環境ですのでめくれた部分はより強い組織(重層扁平上皮)になろうという変化が起こります。これは扁平上皮化生というものですが、初期は防御機構が乏しく、色々な病原菌の侵入を許してしまうのです。クラミジアはこの細胞が最も大好きなので、容易に感染してしまいます。

子宮頸部や膣部にクラミジアが感染する様子図3の説明

膣内に入り込んだクラミジアは、扁平上皮化生細胞や円柱上皮細胞に取り込まれ感染します。細胞の中に入り込んだクラミジアは、約72時間かけて細胞の中で満杯になるまで増え、そしてパンクして子宮頸部や膣内にばらまかれます。これが繰り返され徐々に子宮内膜や卵管、そして腹腔へと感染が広がっていくのです。

クラミジア 星雲状封入体図4の説明

写真左は膣分泌物中に見られたクラミジアの粒子(基本小体)です。この基本小体の数が多い程感染が成立します。写真中央感染初期のもので、前述の様に基本小体は扁平上皮化生細胞に入り込みます。一つの細胞に複数個の小型封入体が見られます。クラミジアが増えるに従ってそれぞれが融合し、最終的には写真右の様に一つの大型封入体になります。

アイラボの椎名はこの封入体を星雲状封入体Nebular inclusion と名付けました。

(Cytomorphologic and immunocytochemical studies of chlamydial infection in cervical smears. Shiina, Y., Acta Cytol 29:683-691,1985.)

クラミジアやその他の性病の感染防止にはコンドームを使用しましょう。女性性器におけるクラミジア感染の感染経路は尿道経由と子宮頸部経由が考えられます。ゴムなしのスマタやセックスを避ける(最初からコンドームを装着してもらう)ことと、クンニからも外陰部経由でそれぞれの感染部位に運ばれることが想定されますので注意が必要です。

不安のことがあったら是非アイラボの無料電話相談をご利用ください。日本性感染症学会認定士があなたの悩みをお聞きします。

 

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