お知らせ

子宮頸がんゼロの町プロジェクト “一歩前進”

2013,10,14付の読売新聞多摩版に「HPV感染検査八王子市無料で」・・・の記事が掲載されました。

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◆最新の子宮頸がん検査◆

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「最新の子宮頸がん検査」は、細胞診検査(異常な細胞があるかどうかを調べるこれまでの検診)とHPV検査(危険なウイルスの感染があるかどうか調べる新しい検査)を同時に行なうもので、一般に「併用検診」と呼ばれています。既に欧米では大規模に実施され、我が国でも、島根県が早くからこの事業に参加し、その有効性が報告されています。

両方の検査が陰性なら、次の検査は3年後!

最も注目される点は、細胞診検査HPV検査の両方が陰性の場合、次の検診は3年後になる点です。「3年に一度でいいなら・・・検診を受けようか」・・・という人も増える可能性があり、低迷する子宮頸がん検診の受診率アップにつながる可能性が高くなります。もう一つの注目点は、細胞診検査の精度が高くなります。それは、顕微鏡で観察する標本を作製するのが医師の手から離れ、機械または専門の技師にゆだねられるからです。これはリキッドベース(液状化処理)法といいますが、観察しやすすい標本が作製されるためです。

併用検診では概ね90%の人が両方の検査で陰性

この併用検査で、両方が陰性の人はどの位(何パーセント)いるでしょう?
ちば県民保健予防財団が2,660名を対象にハイブリッドキャプチャー(HC)法を用いて調査(2012,4)した結果、両方が陰性はなんと2,510例(94.36%)でした。私共が自己採取法で採取した検体(222例)を対象にPCR法で同様の併用検査を実施したところ、両方が陰性は202例(91.0%)でした。受診者の90%の人が次の検診は3年後になりますので、無駄な検診を避ける意味でも有益な検診方法になるのです。

HPVハイリスク検査は検査法によって感度が異なる

世界的標準法であるHC法はPCR法に比べると感度が低いため、本来陽性となるべき人でも陰性になってしまうことがあるのです。私達の検討でも検出感度が約6%異なっており、この問題は今後の検討課題と思われます。併用検診は日本で始まったばかりですので、当社では感度の高いPCR法を採用しております。

子宮頸がん検診は20歳から受診することになっていますが、今回の併用検診は、30歳以上が対象になっています。子宮頸がんワクチンは相次ぐ副反応の問題で、今、国は奨励をやめていますが、このワクチンは国際的にみても12歳前後が接種対象になっています。これは、感染してからではワクチンの効果が弱くなってしまうので、性交開始前に接種しようという考え方です。併用検診は30歳以上が対象になっていますが、これも同じような考え方で、性行動が盛んな10代、20代の一過性感染者が多い年代を避け、性行動が比較的安定した(一概には言えないが?)年代を対象にすることで、より効率的に(発癌との関係がある)持続感染を拾い上げようとの目論見があります。

20代も安心してはいけません。必ず検診を受けましょう。

子宮頸がんは、危険な(ハイリスク)HPVが持続感染することで発症します。早い人では感染して7年から10年でがんになります。例えば15歳で感染した人は22歳から25歳で、大学時代(20歳)に感染した人では27歳から30歳で“がん”になることがあるのです。30歳以下は併用検診の対象にはなっていませんが、安心してはいられません。自分の性行動を直視し、性交経験がある人は少なくても年に一度は細胞診検査を受けましょう。

先ずは一歩前進、この機会を大切に!

私達は、「子宮頸がんゼロの町八王子」を掲げ、子宮頸がん検診の受診率を高めていく活動を始めました。今回の八王子市の取り組みは大きな一歩になるでしょう。 無料クーポンが配られた約一万人の方々は是非この機会を無駄にしないで検診を受けましょう。

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この“子宮頸がんゼロの町プロジェクト”は、私達の夢であり、高い目標です。

本来、子宮頸がんは検診で予防できるがんですので、私達市民の力を結集すれば、必ず子宮も守れるはずです。この運動が行政に伝わり、医師会の先生方にも支持され、やがて全てが一丸となって、八王子発のプロジェクトとして、世界に知られる高尾山のように、世界に知られる「子宮頸がんゼロの町八王子」にしましょう。 このバナーは、私達が考えたものです。八王子の町の後ろには高尾山を描き、この運動をムササビのたかお君に広めてもらおうと願いました。

2013 OCT 18 by Shiina

※この記事の転用不可

 

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