お知らせ

淋菌・クラミジアの検査にSDA法が安心!

1. 核酸増幅法を用いたクラミジア・トラコマチスおよび淋菌検出におけるSDA法とPCR法との比較検討

近藤雅彦、他 医学と薬学、54(5);695-701,2005

「まとめ」より全文引用

BDプローブテックET CT/GC システムによるSDA法は、アンプリコアPCR法とほぼ同等の感度を有し、非病原性Neisseria属との交叉性が軽減でき、臨床所見を反映する有用な検査法と考えられる。

SDA法を用いるメリットとして

  • 1)核酸増幅過程の温度が一定で進行する
  • 2)全工程がPCR法の約1/2時間と短時間で検査できる
  • 3)前処理操作が簡便で取り扱いやすい
  • 4)NGの希釈再検査が不要
  • 5)非病原性Neisseria属との交叉反応がない

などが挙げられる。

またSDA法を用いることにより、従来のPCR法の検査上の問題点である

  • 1)測定に時間を有すること
  • 2)特に、NGの再検査数が多いこと
  • 3)NGの希釈再検査で臨床診断との不一致例があること
  • 4)非病原性Neisseria属との交叉反応による偽陽性を示すこと

などの改善が期待できるものと考える。

 

この論文のポイント!

最も注目されることは、「非病原性Neisseria属との交叉反応がない」・・・という点です。
Neisseriaの中で病気の原因の1つが淋菌(NG=Neisseria gonorrhoeae)です。
非病原性Neisseria属は健康な人の口腔内に住み着いている菌です。

オーラルセックスが流行している現在、膣内にも淋菌ではない非病原性Neisseria属が存在し、本来陰性の人が陽性になってしまう(偽陽性反応)可能性がありました。しかし、SDA法ではその様な偽陽性反応がでないという注目すべき報告です。

アイラボでも2009年4月からSDA法の導入に向けて約1ヶ月間基礎実験を行ってまいりましたが、非病原性Neisseria属の多い咽頭検体においても偽陽性反応が出現しないため、6月より淋菌及びクラミジアのスクリーニング検査(一次検査)法として実質運用を開始しました。
二次(確認)検査はSDA法のcut off値(2000)以上で10000以下の数値を示した検体については再検査を行っております。高感度法ですので2000以下で陰性と判定されたものと、10000以上で明らかな陽性と判定されたものについてはそのまま報告することにしました。

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