梅毒

梅毒ってどんな病気?

梅毒感染イメージ今、最も注意が必要な性感染症です。
厚生労働省が実施した感染症発生動向調査(平成28年度)の「性別にみた性感染症(STD)報告数の年次推移」によると、平成12年度(2000年)が男女合わせて759名であったものが、平成28年度(2016年)では5,559名となり、増加率は7.3倍になっています。
コロンブスによってヨーロッパに持ち込まれた病気としてあまりにも有名な性感染症ですが、1929年にペニシリンが発見されてからは減少の一途をたどり、これ以上感染が拡大しない病気と考えられていましたが、特に平成25年(2013年)以降の増加率には目を見張るものがあり、アイラボの無料相談でも梅毒と診断された人からの相談が明らかに増えています。
梅毒の原因となるTreponema pallidumはとても感染力の強い病原体で、性器のみならず体のいたるところの小さな傷から侵入しますので、注意が必要です。

症状

梅毒は、症状がある場合を顕症梅毒、症状はないが検査で陽性になるものを無症候梅毒といいます。また、胎児が胎盤を通して母親から感染するものを先天性梅毒といいます。
ここでは、顕症梅毒について説明します。

第1期梅毒

感染してから3週間後、感染した部位に小豆(あずき)位の大きさで痛みのない“硬いしこり”(初期硬結)ができます。やがて中心部分に潰瘍ができ、これを硬性下疳といいます。
多くは単独で出現しますが、たくさんできる事もあります。その後、足の付け根のリンパ節(鼠径リンパ)が腫れてきますが、痛みは伴わないのが特徴です。このような症状は数週間でなくなります。

第2期梅毒

この時期の特徴は発疹ですが、その型や大きさ、色は様々です。代表的な3つを紹介しますが、その他についてはこちらをご覧下さい。

丘疹性梅毒疹は感染してからおおむね12週目頃に出現し、あずき大からエンドウ豆の大きさで多くは赤褐色がかっています。
梅毒性乾癬(かんせん)は手のひらや足の底にできる盛り上りのある梅毒疹でやはり赤褐色調を呈しています。
梅毒性バラ疹は2期のはじめに出現する発疹で、お腹周りや胸、顔や手足などに現れる淡い赤色の発疹であまり目立ちません。

第3期梅毒

3年以上経過したころから顔や胸骨に硬い弾力性があるゴム腫を形成するようになりますが、今日の日本では3期・4期梅毒に遭遇することはありませんので詳細は省きます。

第4期梅毒

おおむね10年を過ぎた頃に出る全身的な症状で最後は死に至ります。

うつる原因

性感染症ですから、感染している人と直接接触することでうつります。
尖圭コンジローマを起こすHPVやHIVと同じように、梅毒の病原菌は小さな傷口から侵入します。特に性器と性器の接触(セックス)では目に見えない小さな傷ができるため、男性では冠状溝(カリの部分)、亀頭、包皮(亀頭を覆う皮膚)、女性では膣の入り口付近(大小陰唇)、膣や子宮頸部に感染します。コンドームを正しく(性器と性器がふれる前に装着する)使用することで予防効果が高まりますが、唇(くちびる)や手、乳頭(ちくび)など、コンドームだけでは防げないこともあります。

検査

梅毒の病原菌は、感染すると数時間で血液の中に入り込んで全身に広がります。約3週間の潜伏期を経て、感染したところに硬性下疳ができます。その部分をメスなどでこすり取ったものを特殊な顕微鏡で病原体を簡単に確認することができます。古くからおこなわれている方法ですが、梅毒の抗体が上昇する前に診断できる方法なのでとても便利です。
感染してから1ヶ月を過ぎたころから抗体が徐々につくられてくるため、抗体の有無やその量を調べる梅毒結成反応での検査が可能になります。
先ずは、カルジオライピン抗原を用いた定性法(抗体があるかどうか)として凝集法やガラス板法、RPR法が行われ、もし陽性の結果が出たらTreponema pallidumの抗原を用いたTPHA法(動物の赤血球)、TP-PA(ゼラチン)、TP-LA(ラテックス)などがあります。
アイラボのスクリーニング検査にはTP-PA法を採用しています。
今日、検査法は自動化を含め、進化しています。

梅毒の検査についてはアイラボでも可能ですが、保健所ならば無料で検査を受けることができます。

【注意】抗体価が上昇するまでに個人差がありますので、おおむね1ヵ月以上経過した時点(早く知りたい時)と3ヵ月後に検査を受けましょう。

治療

梅毒の治療についての詳細は省きますが、ペニシリンが有効で治療に要す期間は第一期で2-4週間、2期で4-8週間が必要とされています。完治確認にはカルジオライピン抗原を使用した検査を定期的に実施し、定量値が8倍以下に低下したことを確認することになっています。詳細はこちらを参照して下さい。

 

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