検査士ダイヤリー

不正出血は病気のサイン (1)

おりもの、臭い、不正出血

これらは、

何らかの病気のサインである事が多いのです。

先ずは検査してみることですね。

ここでは、クラミジア感染による不正出血について紹介します。

接触性性器出血 (感染部位が出血しやすくなっているために起こります)

主治医の先生は、

2週連続で細胞診の検査を依頼してきました。

子宮頸癌を考えたそうです。

1回目の結果は、クラスⅡ(扁平上皮化生)でした。(他の細胞検査士が診断)

翌週、2回目の検査は私に廻って来ました。

確かにクラスⅡで、扁平上皮化生の細胞は出ていましたけど、

クラミジアの星雲状封入体が検出されました。

 

写真左の一番大きな細胞で紫色に染まる構造が見えます。

それが星雲状封入体(Nebular inclusion)と言います。

1985、Acta Cytologica Vol.29 p683-691 Yoshio Shiina

さんざん考えて命名した名前です。

 

クラミジアに感染しても一般的には症状があまりでないのですが、

時に、このケースのように、出血を伴うことがあります。

この当時、子宮頸癌検査の細胞診でクラミジアの診断はできませんでした。

主治医の先生もあっけにとられていたようです。

先生に信用していただく為に、

蛍光抗体法という特別の方法でクラミジアを確認してあげました。

球形で少し明るく見えるのがクラミジアの粒子です。

 

患者さんにも大変感謝されました。

話しによると、1ヶ月ほど前から夜の仕事を始めたそうです。

どうしても、飲む機会が多くなり、

出血の原因は、お酒の飲み過ぎと考えていたようです。

お医者さんは、

子宮頸癌を疑って2度も連続して細胞診検査を出されたようです。

検査して初めて分かるのです。

これは30年も前の話です。

今は、簡単に調べる事ができます。

 

クラミジアに感染すると、

コンタクトブリーディング=接触性出血が起こり安くなります。

つまり、セックスの後、 

「少し出血していたみたい?」・・・って感じかな?

不妊症にならないように、検査は早目にしましょう。

クラミジアの検査は、尿、膣、咽頭(のど)から採取して検体で行ないます。

正確に採取しないと感染していても検出できません。

 

郵送で検査を受ける場合は、

検体が適切に採取されているかどうか?

チェックしてくれる所にお願いしましょう。

不適切な検体で調べてもお金の無駄です。

 

次回は、閉経後の不正出血について書きます。

所長 椎名義雄

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