検査士ダイヤリー

クラミジアの星雲状封入体発見まで(川生 明先生)

自宅から千葉駅→池袋からバスで15分くらいかかった記憶があります。

かれこれ2時間の通学? 通勤? 

 

 当時、日大の教授は肝炎研究の一人者であった志方俊夫先生でした。

岡野匤雄先生、根本則道先生の顔もあり、他の研究室から多くの先生方が研究生として集まっていました。

前にも紹介しましたが、川生 明助教授は、コロラド大学中根一穂教授の下で酵素抗体法の開発に取り組んでおられました。

 そんな川生先生直々に酵素抗体法を学べることが大変幸せであり、志方先生はじめ教室員の先生方にも大変良くして頂きました。抗体の作製法、染色法、研究のお手伝い等々、遠い通学? もなんのその、楽しい毎日でした。

 

お手伝いした研究論文に、ちゃんと私の名前も載せて頂いたことに大変感激しました。

Simultaneous detections of Thyroglobulin(Tg),Thyroxine(T4) and Triiodthyronine(T3) in non-toxic thyroid tumors by the immunoperoxidase method. Am.J.Pathol. 108:39-49,1982.

 

私自身の研究も着々と進み、

 

1981年5月27日 第22回日本臨床細胞学会総会(東京)

・細胞診における酵素抗体法の応用、第1報、非特異的染色性除去の検討

・酵素抗体法の細胞診への応用に関する基礎的研究、特に、通常染色標本の免疫染色法について

 (Papanicolaou染色標本を脱色したのちに酵素抗体法を施すチャレンジ)これかクラミジアの研究に役立った。

1982年5月20日 第23回日本臨床細胞学会総会(大阪)

・酵素抗体法によるHCGの免疫細胞科学的研究・

1982年7月20日 1t US-Japan Histochemistry and Cytochemistry Congress (Vancouver)

・Fundamental studies on the application of immunoperoxidase technique to clinical cytology.

この学会には岡野先生に同行して頂いた。バンクーバーでのパーティーでは、コロラド大学の中根教授にもお会いすることができ、集会の多い学会でした。

 

1982年、細胞診における酵素抗体法応用に関する基礎的研究、日臨細胞誌、21:8-14,1982.の論文をまとめて、酵素抗体法が細胞診に応用可能な方法であることを報告しました。

 

この間に得た新しい技術があったからこそ、クラミジアの星雲状封入体との出会いがあったわけで、研究のきっかけとなったGupta 先生、武田敏先生、川生明先生に心より感謝しておおります。

 

クラミジアの封入体を確認できただけでは世の中に認めて頂けない。

次の難関は、論文作成から原著論文として採用されるまでの経緯も大変なこと。

 

 次回は、当時千葉県がんセンター研究所 所長田中 昇先生との出会い

この論文をどの雑誌に投稿するか? などなど、先生に教えて頂いたことをご紹介いたします。

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