検査士ダイヤリー

子宮頸がん検査も時代の流れに

昨年の11月、新潟市で日本臨床細胞学会秋季大会が開催されました。

猫の手も借りたいこの時期の学会参加は、大変厳しいものがあります。

欠席を決めていましたが、前日になって急遽一日だけ出席することに致しました。

その理由は、「細胞診」と「HPV検査」を同時に行うことの意義が注目されているからです。

 

細胞診とHPV検査の併用検診の意義

 

「細胞診」とは、いわゆるこれまで行われている子宮頸がん検診の事で、異常な細胞があるかどうか」を調べる検査です。

 

「HPV検査」とは、子宮頸がんの原因となる「危険な(一般にハイリスク型と言います)HPVの感染があるかどうか」を調べる検査です。

 

この二つの検査を同時に行うと細胞診の精度が上がるというのです。

 

よく聞いてみると、なんてことはない、「HPV検査」の結果を見てから「細胞診」を見ると、例えば、HPV検査が陽性であれば、より注意深く「細胞診」を見るから、細胞診の精度が上がる、と言いたいらしい。あげくの果てに、細胞診の精度を「くそみそに言うありさま。

 

なんだよ、「HPV検査」という新しい検査法が出てきたら、これまで大勢の命を救ってきた「細胞診」をここまで馬鹿にするのか・・・? そうでないだろう。 真剣に細胞診に取り組まなかっただけだろう。

 

リキッドベース、リキッドベースと言われてからもう20年になろうとしている。

極端な事を言えば、精度は倍近く向上するのに、それを導入できない理由はなんなのか?

 

国が認めている「保険点数」で検査ができるのであれば(検査代として支払ってくくれれば)、いつでもリキッドベースに変えられる。検査精度よりも安い検査料金を重視してきたからではないか。

 

受診率向上のために無料クーポンをばらまいたけど、国民は、それよりも検査を受ける環境を変えて欲しいと願っているのです。

1.女医さんなら、 2.病院に行ってスク検査できるなら、 3.悩みを聞いてくれるなら、等々、子宮頸がん検診のあり方を根本から考え直す必要があるように思われます。

 

「細胞診」と「HPV検査」両方が陰性なら

細胞診」と「HPV検査」の併用で、両方共が陰性であった場合、次の検査は3年後でよいという点は極めて魅力的な話です。私達がこれまでに実施した約200名の併用検査で両方が陰性であったケースは約90%です。 こんなにも多くの人が毎年受けなくてもよいことになるのです。

 

さらに自己採取法による併用検査ができれば!

恥ずかしい、忙しい、面倒くさい・・・そんなあなたもこれで少しは検査を受ける気になるでしょう。

私達は自己採取法推進派ではありませんが、現状の低受診率に解決策を打ち出せないのであれば、自己採取法による併用検査を勧めてまいりたいと思います。

 

そのための条件は

1.採取器具の選択を誤らない事

2.液状化(リキッドベース)標本の作製

3.ASC-USの鉄則遵守の顕微鏡観察

 

何れも日本臨床細胞学会にて報告(発表)しております。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

性感染症無料相談
アイ・ラボ最新ニュース 子宮頸がんは検診で100%防げます 性感染症 相手が増えればリスクも増える

子宮頸癌撲滅キャンペーン

子宮頸癌撲滅キャンペーン
提携医療機関 アイラボ facebookページはこちら
アイラボ無料相談はこちら